三十九杯目、猫のヒント ページ40
A「いらっしゃいませー!」
今日も店で普通に仕事を始めるA。
ノル「Aー、試作品作るべさ。」
A「そうですねー…でも、まだよくアイディア浮かばなくて…」
デン「まだヨーロッパ予選までは時間があるっぺよ!ゆっくり考えっぺ!」
フィン「でも、ちゃんと試作品を試したりする時間が…」
スー「必要だべな。」
アイス「…。」
ノル「アイス、なしてそんなにニヤニヤしてるんだべ?」
アイス「え!?な、なんでもないよ!」
なーんか怪しいべ…。
A「なんとなく…考えてるんですけど、何も思い浮かばず…。」
ノル「うーん…ケーキに関してはAしかできる奴がいねえしなぁ…。」
「にゃー…」
ん?
なんか、グリーンランド猫が悲しそうな目でこっちを見てる…
グリ猫「にゃぁ…」
後ろからあんこ猫とノルウェー猫が俺を見ている。
デン猫「…。」
ノル猫「…。」
…なんだべ?
・
A「あー…」
ノル「ほれ、あんまり考えても疲れるだけだど?コーヒーでも飲んで落ち着け。」
結局、あの猫たちは何を伝えたかったんだべ…?
アイ猫「にゃ…。」
がりっ。
俺の足をひっかくアイス猫。
A「あ、イース猫君。どうかしましたか?」
アイ猫「なぅ〜…」
ノル「ちょっと俺、こいつらの仲間のところさいってくるべ。」
A「はい〜。」
アイ猫「にゃぁ。」
アイス猫に連れられて俺は店の外に出た。
・
…どこまで行くつもりなんだこの猫。
グリ猫「みゃー。」
と、思ったところでグリーン猫が見つかった。
グリ猫「みゃ。」
ゆっくりと俺の目の前を横切るグリーン猫。
…口に何かくわえてる?
ノル「ん… ?それ、俺にくれるか?」
俺が言うと、グリーン猫は俺の目の前に見たことある形の葉っぱを落とした。
グリ猫「みゃ。」
猫は、俺の目を見るとふかぶかと頭を下げて、アイス猫と一緒にどこかへ歩き去って行った。
ノル「…この葉っぱ…みたことあるかたちだなや。」
・
A「なんですかこれノルさん?」
ノル「よくわかんねえけど…」
店に戻った俺は、Aにその葉っぱを渡したんだけども…。
ノル「うーん…。ブドウの葉みてえな…」
A「ブドウ………!!ありがとうございますノルさんっ!!ちょっとアイディアができましたっ!」
そう言うと、Aはキッチンで何かを始めた。
四十杯目、これでどうですか?→←三十八杯目、二人でメニューを…
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祈り子の夢(プロフ) - めっちゃ、面白いっす!あと、友希いいすか? (2011年11月7日 20時) (レス) id: 3da27dd20e (このIDを非表示/違反報告)
イギリス命(プロフ) - そうでしたか、恐れ入ります すみません後、私には、呼び捨てでタメでいいですよ (2011年9月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 0ab2d64ee3 (このIDを非表示/違反報告)
しざき@ - 2424してしまい他の人にドン引きされた… (2011年8月27日 20時) (レス) id: 2921c5471f (このIDを非表示/違反報告)
あくあ☆ - 初めまして、小説すっごく面白かったです! 個人的に北欧好きなので、キュンキュンしました☆←これからも執筆頑張ってください、心から応援しています! (2011年8月25日 1時) (レス) id: 9ec06f2105 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ - イギリス命様>一杯目は、アイス君目線で書いているので、「ダン」で大丈夫なんです〜!キャラ表記とナレーション的文章は一応別にしてあるので、読みづらかったらすいません!! (2011年8月2日 0時) (携帯から) (レス) id: efac0a9753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻樹クレナイ