十九杯目、アメリカと君。 ページ20
僕は、家を覆う重い空気に耐えかねてAのプレゼントを探しに家を出た。
アイス「パフィンとかあげても…喜ばないよね。」
パフィ「もらっても俺らの関係はあんまり変わんねえと思うぜ!」
アイス「だよね…」
そんなことを話しながら町を歩いてた。
その時…
「でも、Aが泊まりに来てくれるなんて俺、最高にうれしいんだぞ!」
「でも…長くても五日間だけですよ?」
「それでも、うれしいんだぞ!普段は会うことだってなかなかないからな!」
「ふふっ…」
この声…
Aとアメリカだ…。
パフィ(隠れるぞっ!)
アイス(わかってる…)
あわてて路地裏に隠れる僕たち。
すると、僕たちの目の前をカップルのように通り過ぎていく二人…
米「A、ほかに必要なものはなんだい?」
A「いいえ、ここまでしていただいたので十分です!」
米「じゃあ、パジャマは俺が選ぶんだぞっ!」
A「そ、それでは…お願いします。」
米「XDDDDDD!!」
…カレカノ?
いつの間に…アメリカとあんなに仲良くなったんだろう…?
僕は…?
ノーレは…?
ダンは…?
スヴィーにフィンは…?
あんなに楽しそうにして…
僕らのことはどうでもいいのかな…
米「Aは、お店が好きなんだな☆」
A「私からお店とったら北欧のみんなしか残りませんよ!」
米「もう少し自分のために生きてもいいんじゃないのかい?」
A「そうですかねー…?」
Aとアメリカの声が遠ざかっていく。
A「でも私、アメリカさんが……って、それで……ちょっと……幸せかな…って。」
米「俺もA……を……る………幸せ者なんだぞ!」
何…?なんていったの?
パフィ(俺、聞いてこようか!?)
アイス(ダメ。Aは気づく。)
A「えへへっ…私は………大好きですから…っ。」
米「その優しいところ、俺も好きなんだぞっ!」
最後の一言…アメリカが大声で叫んだ…。
もしかして…Aはアメリカのことが好きなの?
そうなの?
…っ。
僕は、何も考えないで走り出した。
何も考えたくない。
A…っ。
僕たちじゃなくて、アメリカなの?
・
バタン!
あわてて家に帰った僕は、自分の部屋に入って鍵をかけた。
アイス「…っ。最悪。」
涙があふれてくる。
喧嘩したわけでもないのに…っ…。
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祈り子の夢(プロフ) - めっちゃ、面白いっす！あと、友希いいすか？ (2011年11月7日 20時) (
レス) id: 3da27dd20e (このIDを非表示/違反報告)
イギリス命(プロフ) - そうでしたか、恐れ入ります すみません後、私には、呼び捨てでタメでいいですよ (2011年9月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 0ab2d64ee3 (このIDを非表示/違反報告)
しざき＠ - ２４２４してしまい他の人にドン引きされた… (2011年8月27日 20時) (レス) id: 2921c5471f (このIDを非表示/違反報告)
あくあ☆ - 初めまして、小説すっごく面白かったです! 個人的に北欧好きなので、ｷｭﾝｷｭﾝしました☆←これからも執筆頑張ってください、心から応援しています! (2011年8月25日 1時) (レス) id: 9ec06f2105 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾚﾅｲ - イギリス命様＞一杯目は､アイス君目線で書いているので､｢ダン｣で大丈夫なんです〜!キャラ表記とナレーション的文章は一応別にしてあるので､読みづらかったらすいません!! (2011年8月2日 0時) (携帯から) (レス) id: efac0a9753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻樹ｸﾚﾅｲ
