十五杯目、なんだとぉい! ページ16
A「着替えてきましたよー。」
突然、ダンの言葉の途中でAが戻ってきた。
全員が蒼い顔をして振り返る。
デン「あ、ああA。今、ちょっとお店の話をしてたんだけんども…」
ノル「あんこ?顔色が悪いど?」
皆の表情に気が付かないノーレ。
寝ぼけてるのかな?
デン「このメモにあるものを世界中から探してきてほしいんだっぺ!」
そう言ってAに大きなスケッチブックを渡すダン。
A「メモっていうかスケッチブックですよね…これ。」
デン「こんなかに、必要なものの図と誰の家にあるか書いてあるから、買ってきてくれ!」
そう言ってAをノーレの部屋から押し出す。
A「ちょっと、なんですか、朝からいきなりこんなことしてー!!」
デン「な、頼むから、言うこと聞いてほしいんだっぺ!」
A「いや、兄さんの言うことでしたら従いますけど…不自然すぎません?」
アイス「気のせいだからっ!僕たちはいたって普通だから!」
フィン「アイス君、その言い方じゃ余計怪しまれちゃいますよ!」
スー「何でもいいけっぢょもA、面倒だが頑張ってくんちぇ、」
A「はいっ!」
そう言うと、Aは部屋を出て行った。
デン「なんでスーの言うことばっかり聞くんだっぺ…?」
スー「信頼の差だべ。」
デン「なんだとぉい!」
フィン「ふ、二人とも、今はそんなことよりも…」
アイス「っていうかノーレ、もしかして本当に忘れたの?」
ノル「何のことだべ?」
デン「Aの記念日だっぺさ!!」
スー「自治を手に入れた記念日、まぁ、誕生日みてえなもんだべな。」
(補足:1979年の5月に、Aさんは自治権をデンマーク兄さんからもらいました!)
ノル「あ…」
アイス「忘れてた…の?」
フィン「あちゃー…」
デン「まぁ、そんで、誕生日みてえなもんだべ?んだから、お祝いに何かしようと思って…」
ノル「そんでAのことを追い出したってわけか…」
アイス「そ。それで、どうするの?」
ガチャ。
A「すいませーん。兄さん、これ、このページだけ目的地が…」
いきなり入ってきたAに驚く僕たち。
A「…。行ってきます。」
そう言って出ていくA。何を聞きたかったんだろう…。
デン「ま、俺たちは頑張って準備を!!」
フィン「そうですね!」
十六杯目、Mikilvægt fyrir systur→←十四杯目、もうすぐ君の…
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祈り子の夢(プロフ) - めっちゃ、面白いっす!あと、友希いいすか? (2011年11月7日 20時) (レス) id: 3da27dd20e (このIDを非表示/違反報告)
イギリス命(プロフ) - そうでしたか、恐れ入ります すみません後、私には、呼び捨てでタメでいいですよ (2011年9月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 0ab2d64ee3 (このIDを非表示/違反報告)
しざき@ - 2424してしまい他の人にドン引きされた… (2011年8月27日 20時) (レス) id: 2921c5471f (このIDを非表示/違反報告)
あくあ☆ - 初めまして、小説すっごく面白かったです! 個人的に北欧好きなので、キュンキュンしました☆←これからも執筆頑張ってください、心から応援しています! (2011年8月25日 1時) (レス) id: 9ec06f2105 (このIDを非表示/違反報告)
クレナイ - イギリス命様>一杯目は、アイス君目線で書いているので、「ダン」で大丈夫なんです〜!キャラ表記とナレーション的文章は一応別にしてあるので、読みづらかったらすいません!! (2011年8月2日 0時) (携帯から) (レス) id: efac0a9753 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻樹クレナイ