転生少女の運命【文スト×ヒロアカ】 (ページ13)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:28,283 hit

10。奇襲ページ13

「潜入成功！」

「麗日、出久。死角が多いから気を付けよう」

早速、ビルに侵入した俺と出久と麗日。

そこに…

BOOON！！！！！！

「うわっ！？」

「っとと…！」

麗日は出久に庇われ、
俺は勝己の攻撃を避けた。

「かすった…！麗日さん大丈夫！？」

「うん！ありがと」

「早速来たか、勝己」

すっと目を向けると、勝己はゆらりと立ち上がる。

「デクこら
避けてんじゃねぇよ」

「かっちゃんが敵ならまず僕を殴りに来ると…思った！」

それを聞いた勝己はブチ切れ、出久に右の大振り。

「中断されねぇ程度にブッ飛ばしたらぁ！！」

…が、驚く事に出久はそれを掴みとり、思い切り背負投げした。

「かっちゃんは…大抵最初に右の大振りなんだ。どれだけ見てきたと思ってる…！

〝すごいと思ったヒーローの分析〟は全部ノートにまとめてあるんだ…！

君が爆破して捨てたノートに…！！

いつまでも〝雑魚で出来損ないのデク〟じゃないぞ…かっちゃん、僕は…

〝「頑張れ」って感じのデク〟だ！！！」

「びびりながら……そういうとこが

ムッカつくなぁ…！！！！！」

BOOON！と爆破音と共にやって来た勝己に、出久はこちらに声を投げる。

「麗日さん、光楼ちゃん、行っ…！」

出久の声に反応して、俺らは核へ向かう。

「デクくん大丈夫かな！？」

「大丈夫だよ、麗日。…出久は強いよ」

にしても、勝己…
予想の範囲内過ぎるよ、単純。

inモニタールーム

「持ち物は＋建物の見取り図！！そしてこの確保テープ！コレを相手に巻き付けた時点で『捕らえた』照明となる！！」

「制限時間は15分間で、“核”の場所は“ヒーロー”に知らされてないんですよね？」

「Yes！！」

つまり、ヒーロー側が圧倒的不利。