人間界 ページ3
しゅおん＿＿
っと、ここが人間界かぁ…
妖鏡で見てたのとはまた違うかんじだな
さて、どこから見て行くかな?
ざわざわ＿＿
ん？あれは、人間界で言う学校か??
面白そうだし行ってみるか
えーと、これが学校名か?
貴「ひょう、てい、”かく”えん?」
「それは、氷帝学園って読むんだぜ」
貴「!?お、お前は?」
宍「初対面の奴に失礼な聞き方だな。俺は宍戸亮」
初めての人間だな。
つか失礼も何も、人間の礼儀というやつを俺が知るわけねえだろ
宍「で、なんか用か?」
貴「中を見せてもらいてえ」
宍「(テニス関係か?)いいぜ、ついてこいよ」
こいつも十分失礼というものなんじゃねえのか?
人間はやっぱり理解しきれないぜ
とりあえず、その人間に付いていくと広々したフェンスで囲まれた場所に連れてこられた
短く切られた芝生の上のポールとポールの間に網が張ってある
なんだここは?
宍「今は部長の跡部は生徒会の仕事でいねぇが、少しすれば来ると思うぜ」
貴「あぁ…」
なんだこいつ。何か勘違いしてんだろ
部長って何だよ。生徒会って何だよ。
母さんに言われた通り勉強しとくんだった…
「おーい亮。そいつ誰だよ?」
「転校生かいな?」
「テニス部に入部希望ですか?」
なんかおかっぱとメガネと大きいのが来た
宍「岳人、忍足に長太郎。
いや校門の前にいてなんか、中見せてくれって言うから案内したんだ」
向「へぇ〜…でもいいのかよ。部活中にこんな奴中に入れて」
忍「跡部になんか言われるかも知れんで」
宍「いや、忘れもん取り行った時にたまたま見つけて、テニス関係の奴かと思ったから…」
鳳「なんでテニス関係の人だと思ったんですか?」
宍「そう言われてみればなんでだ?」
向「アホなのかお前…」
何やら向こうの方で円になって話し合っている
まぁ、こいつらからはなんにも感じねぇから契約者は必要なしだな
するといきなり強い妖力を感じた
悪霊の物じゃねぇ…
こっちに近づいてくる…
宍「お、跡部が来たぜ」
宍戸とかいう奴の視線の先はちょうど妖力を感じるところ
まさか
跡「てめぇら、俺がいない間にサボりとはいい度胸じゃねーの。あーん?」
やっぱり。こいつからすげえ強い妖力があふれ出てる
こいつが俺の、契約者だ!!
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作者名：青ノ輝石 | 作成日時：2014年10月18日 14時
