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この街は霧が濃くて空すら見えない。
それでも朝になれば明るくなり夜になれば暗くなる。
窓から明かりが差し込み夜よりもうるさくなった外の音
朝だ。
横を向けば何時もはソニックがいて起きなきゃなぁ
、と思っているところだ。
でも今日はソニックではなく隣には大好きな俺の兄さん。
昨日10年振りに会った。
今でも会えたのが夢に思えてくる。
すやすやと眠っている彼を見る。
俺より少し色の濃い綺麗な髪
真っ白な雪のような肌にそれと対照的な紅い唇
全てを包むような優しい金色の瞳
それらを際立たせる端正な顔立ち
同じ親から産まれたのにこうも違う。
決して妬ましいとか、羨ましいと言った感情は無い。
ただただ愛しくて愛しくて
触れれば消えてしまいそうな程綺麗で。
髪の束を手に取るもするすると指の間から落ちていく。
「兄さん」
答えてくれるはずもないのに呼び掛ける
そのまま兄さんの寝顔を眺めて
2時間経った。
あまりにも短く感じたので驚いたが
もそもそと起き出し朝食の用意をして兄さんを起こす。
10年前もこんな風に俺が兄さんとミシェーラを起こしてたっけなあ。
「兄さん、起きてー」
「んー、もうちょっと...」
起こそうとするもなかなか起きてくれない
こんなんで外で野宿するとか...
「ほら兄さん。....ミシェーラに外で寝てた事言うよ」
「はい! 今起きます!!」
僕達はミシェーラに弱い
だからミシェーラの名前を出せ大抵何とかなる。
勿論兄さんも自覚してると思う。
「おはよう兄さん」
「うん、おはようレオー」
眠そうに目を擦りながら笑いかけてくる兄さん
天使かっ!!!
「うわ、良いにおい。レオ料理できたんだね」
「トーストに目玉焼きって料理って言わなくない?」
「言うよ。何か家庭的でさ」
ふわふわとした雰囲気を出しながら
ソニックと嬉しそうに食べている。
「よかった。じゃあ食べたら行こっか」
「そだね」
食べ終わり片付けをして
「よし行こっか」
「兄さん忘れ物は?」
「平気だよ。鍵閉め忘れないでねレオ」
「わかってるよ。ほら行くよソニック!」
相変わらず子供扱いしてくれる兄だが
それでも近くにいれるなら今は良いかなって。
今は、ね?
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匿名希望 - こちらこそ、ありがとうございました(*´-`) (2018年1月13日 23時) (
レス) id: ce39d9044a (このIDを非表示/違反報告)
ルート√0(プロフ) - 匿名希望さん» ありがとうございました! (2018年1月13日 23時) (レス) id: b17e63cd1b (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 長々とチャットみたいになってしまい、スミマセン。そろそろROM専に戻ります。 (2018年1月13日 23時) (レス) id: ce39d9044a (このIDを非表示/違反報告)
ルート√0(プロフ) - 匿名希望さん» 本当ですか!?奇遇ですねぇ。更新はあまり出来ませんが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!! (2018年1月13日 23時) (レス) id: b17e63cd1b (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 私も受験生です！奇遇ですね← (2018年1月13日 23時) (レス) id: ce39d9044a (このIDを非表示/違反報告)
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