159、重みをつけるため ページ11
数日前のこと。
貴女「…あれ？」
剛陣がどこかへ走っていくところを見かけたA。
貴女「剛陣先輩どこ行ったの？」
その姿を見届けていた野坂たちに声をかけた。
野坂「先輩にはちょっと富士山に登ってもらってるんだ」
貴女「ちょっと富士山に⁇」
…今から⁉もう日が暮れちゃうけど⁉危なくない⁉
貴女「帰って来れるかね…」
野坂「剛陣先輩はタフだから大丈夫だよ」
貴女「……それもそうか…？」
首を少し傾げながらも納得しかけているAに、一星は苦笑いした。
一星「そこは納得するんですね…」
野坂「それに、監督の了承も得てるし、何とかなるよ。問題はこの特訓で先輩が何を身につけるか、だよ」
貴女「何か思惑があるんだ？」
野坂「剛陣先輩なら必ず習得できるよ。対中国戦を突破できる必殺シュートを」
貴女「…うん」
先輩は、ここぞって時に決めてくれるお人だ。
だから先輩なら、必ず。
貴女「……ところで今のって、ギャグ？」
野坂「え？」
貴女「シュートを習得…って」
「「………」」
貴女「……うん。そうだよね、そんなわけなかったね。分かってるからその顔やめて？何かすごく恥ずかしくなってきたから」
この状況で無言はちょっとキツイ。
貴女「…わ、私が悪かったから！良い感じの空気の時に急にシリアスクラッシュみたいなことしてごめん！」
「「………」」
貴女「ねぇその頭大丈夫かこいつみたいな目やめて⁉ねぇってば‼」
〜回想終了〜
現実に引き戻されたA。
貴女「…いらんことまで思い出しちゃったな」
…とにかく、先輩は今日まで特訓してきた。
「ファイアレモネード」に重みをつけるために。
剛陣「うおっしゃああああ！やっと…やっとこの日が来たぜ！」
ヒロトに代わり、剛陣がフィールドに立った。
相手は油断することなく「少林寺光速十八陣」を発動してきた。
明日人は野坂の指示により「イナビカリ・ダッシュ」で相手からボールを奪うことに成功。
「イナビカリ・ダッシュ」なら相手の動きとスピードに完全に同調すれば、残像に惑わされないということらしい。
明日人「剛陣先輩‼」
明日人が剛陣にボールを託す。
パスを受けた剛陣はシュート体勢に入った。
剛陣「ファイアレモネード！ライジング‼」
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アンリ - あの、すみませんが118のところリバ表ではなく下馬評だとおもうのですが…もし合ってたらすみません (2020年5月14日 7時) (
レス) id: 57294cbbcb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 黒蛇さん» コメントありがとうございます！私もクラリオ好きなのでそうおっしゃっていただき、とても嬉しいです…！！クラリオとの絡みはこれからも入れていく予定なので楽しんでいただけると嬉しいです！これからも頑張ります！ (2019年8月2日 14時) (レス) id: bcd97f376b (このIDを非表示/違反報告)
黒蛇(プロフ) - クラリオ好きなので、クラリオとの絡みがとても嬉しくて！！いつも拝見させていただいてます！面白くてキュンとして！！大好きな作品です！！これからも応援します！！ (2019年8月2日 14時) (レス) id: cc9de3dd63 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - まりもさん» コメントありがとうございます！氷浦くん可愛いですよね！好きな子ができた氷浦くんも最高に可愛い反応を見せてくれそうだなあと思っています！ (2019年7月20日 18時) (レス) id: bcd97f376b (このIDを非表示/違反報告)
まりも - ああぁああぁ氷浦くん……！！！かわいい！！！ (2019年7月20日 15時) (レス) id: 09f5487487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2019年7月20日 13時
