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051:話し合い ページ2
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光 side
「一つ一つ、大ちゃんの疑問を解決していこうか。」
パニック気味になっていた大ちゃんを落ち着かせて、自分もベッドの横に座る。
今の大ちゃんは、数時間前にあった出来事を何にも覚えてなくて不安そうに俺を見つめてる。
これは決して頭を打ったから記憶が抜けたとかじゃなくて、おそらく病気の症状によるものだと思う。
「まずは怪我について。大ちゃんね、階段から落ちて救急車で運ばれたんだよ。
軽傷だったから一晩様子を見て明日には退院できるからね。」
「それから……この前話したこと………もう1回説明するね。
最近の大ちゃんは新しく覚えたことほどすぐに忘れちゃってるんだ。
これは病気が進行してるってこと。
このままだと、日常生活に支障をきたす可能性があるって説明したのは覚えてる?」
「……うーん、何となく」
「うん、それでね、今回の怪我のこともあって俺はやっぱり大ちゃんに入院してほしいなって思う。」
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作者名:* 白 雪 | 作成日時:2023年4月13日 0時