検索窓
今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:5,977 hit

051:話し合い ページ2

.





光 side






「一つ一つ、大ちゃんの疑問を解決していこうか。」





パニック気味になっていた大ちゃんを落ち着かせて、自分もベッドの横に座る。





今の大ちゃんは、数時間前にあった出来事を何にも覚えてなくて不安そうに俺を見つめてる。




これは決して頭を打ったから記憶が抜けたとかじゃなくて、おそらく病気の症状によるものだと思う。







「まずは怪我について。大ちゃんね、階段から落ちて救急車で運ばれたんだよ。

軽傷だったから一晩様子を見て明日には退院できるからね。」







「それから……この前話したこと………もう1回説明するね。

最近の大ちゃんは新しく覚えたことほどすぐに忘れちゃってるんだ。


これは病気が進行してるってこと。
このままだと、日常生活に支障をきたす可能性があるって説明したのは覚えてる?」








「……うーん、何となく」









「うん、それでね、今回の怪我のこともあって俺はやっぱり大ちゃんに入院してほしいなって思う。」












.

052:願い→←050:少し前の記憶



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
385人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:* 白 雪 | 作成日時:2023年4月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。