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電車で落ち合う ページ3

7:06発


神戸駅行き 各駅停車



きっとこの電車に乗ってるはず。



『おはよ。北』



彼はスクバともうひとつ部活用のバックを持って音楽を聴いている。



北「おはようさん。」




イヤフォンを外して言ってくれる。



今日もかっこいいね。




車内だから話もせずただ隣にいるだけ。



2人とも音楽聴いたり、私は単語帳開いたり。



でもその時間も楽しいな。






あっという間に駅について北と他愛もない会話をする。



今日の髪型かわいいねとか



雨だねとか


今日は小テストがあるねとか


この先生が仕事押し付けてきそうとか



この子が今日寝そうだねとか



今日の部活はこうだねとか




お昼はバレー部の子たちと食べるとか




北「なぁ、合宿来てくれるんやったら今日交流会的なことせん?」



まぁ、お昼食べるだけやけど



そうつけ加えて彼はコテっと首を傾げてくる。



『そうさせてもらおっかな。』



はぁ。何で北ってこんな可愛いの?



心の中の私はきたの可愛さでオーバーキルされてる。



『幸せだなぁ』



でも幸せってずっと続かないもんなぁ。



少し悲しい。




北「んじゃお昼一緒に食べような。屋上で待っとるわ。」



『なん?同じクラスなのになぁ。一緒行きたいなぁ。』



少しネチっぽく言ってみる。



北「ははっ。ほーか。一緒に行こうな。」



そう言って北は頭をポンポンっとする。



『北。好きだよ。』



北「ありがとうなぁ。俺も好きやわぁ」



校門に着いたので北は体育館の方へ。私は職員室によって鍵をゲットし、教室へ別れる。

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作者名:もゆゆ x他1人 | 作成日時:2021年8月15日 16時

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