宮くんってファンクラブあるんだ。 ページ15
その後峰先の手伝いをして時刻は16:25。
『もう始まったかな。』
今日はベンチメンバーを2つに分けてゲーム形式でやるらしい。
少し早足で廊下を渡る。
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なるべく音を立てないように体育館のドアを開けてそっと2階の観客席(?)にいく。
「あっ!A。きぃや!始まるで!」
小声であずみんが手招きをしている。
なんと、まだ試合が始まってないらしい。
場所はまぁまぁ。
「おねがいしゃーす!」
そう言って始まる試合。
『北と尾白と……宮くんとスナ君か。』
ちなみに宮くんは銀髪の方。
「侑くんかっこええわぁ」
『北の方のチームに勝って欲しいな。』
「なぬ!?意見の相違や。」
そう言いながらえいっと突っつかれる。
でもどうなんだろ?
めっちゃバランス取れてる気がする。
初手は
「「きゃああああああああぁぁぁ!あつむくうぅぅぅぅん!頑張ってええええええええええええ!」」
そう言ってる外野がいる。
すると宮くんがめっちゃ睨んでる。
『ねぇ、いつもあんな感じなの?』
小声で聞くと「そーなんよ。それで侑くんが切れるまでが一連の流れや。」
へぇ。大変だねと言うと「侑くんのファンクラブとかで規制すればええものをせんのよなぁ。」
『ファンクラブあるんだ。』
まぁ、凄いもんね。
んー。そろそろ宮くん集中力切れるかもなぁ。そう思いとりあえず外野をどうにかしよう。
そうしよう。
パチパチっと手を叩いてこっちに外野の視線を向ける。
『はいはい。集中力切れかねないから静かにしなよ。』
とりあえず体育館に響くくらいに声を張る。
「「えっ……」」
やっと私がいることに気づいたんだなぁと思う。
選手たちはへっ?という顔してる。
いつの間にか外野のみんなはまぁまぁ静かになってて。
「さすがやな。A」
『そりゃどーも。』
アカギツネとNO.1セッターとあずみん→←侑くんはあくまで推し。
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作者名:もゆゆ x他1人 | 作成日時:2021年8月15日 16時