小さいは正義。 ページ13
結局お昼の交流会はまぁまぁ成功(？)だった
そのあと、北に｢今日の部活見にこうへん？｣と誘われたのでいってきます。
そして5限、6限、と終わり今はSHR中…
｢〜やからしっかり用意するんやでー。｣
なんか言ってるなぁ。
結局、朝降ってた雨はお昼前にはやんでしまって少し悲しい気がする。
そう思いながら頬杖をついて窓を眺める。
教室は3階なのでちょうど木から落ちてるく水滴がぽたぽたと見える。
するといち早く終わったクラスがもう下駄箱からでてきた。
(あっ。あれ、宮くんと銀島くんじゃん。
会計ちゃんもいるし。)
会計ちゃんとは生徒会の会計やってくれてる2年生の子。
ちっちゃくてかわいいんだよなぁ。
なんだっけあとやんないといけないの。
日直から日誌を貰って。
職員室に届けて、
あー。なんか
日直｢きりーつ、れい、さよーなら。｣
「さようなら。」
そう言った瞬間帰宅部が走ってく。
『ワンチャン陸上部より速い？』
ぼそっと呟くと隣から笑い声が聞こえた。
｢なんや…笑。帰宅部強ない笑。｣
そう言ったのは大耳だった。
『じゃ、後でね。バレー部お邪魔するわ。』
そう言いながらスクバを背負って手を振る。
｢そーやな。また｣
ほなと付け加えて北と合流しに行った。
私も頑張ろ。
少し意気込んでいると隣から声が聞こえた。
｢んー？何頑張るん？｣
そー言いながら近づいてくるちっちゃい影。
｢でっ？バレー部見に行くん!?｣
そうルンルンで話すのは友達のあずみちゃん。ことあずみん。
『そーだね。仕事一通りしたらかなぁ。』
なんで今日に限って峰先が仕事押し付けてくるんだろ。
そう思いながら教室をあずみんと一緒に出る。
基本的には休み時間とかに北に仕事押し付けて、部活前は私が担当。
そのためにいつも少し遅くなる。
｢一緒にいこーよ！｣
北くんのかっこいい姿見よっ！と意気込んでるあずみん。可愛いなぁ。
｢声、出とる。｣
なんと。可愛いと声が出てたらしい。
『だってあずみんちっちゃくてかわいい。』
なっ！と怒りながら152.4cmだもん！と言ってくる。
小さいと思うけどなぁ。
言ったらどつかれるかな
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作者名：もゆゆ x他1人 | 作成日時：2021年8月15日 16時
