銀狐とチベスナ。 ページ11
銀島side
『銀島くんは苦労人だねぇ。』
「そっ……そうですか?」
次は俺のようだ。
やっぱりイメージは会長とか北さんの彼女と言われるとしっかりしてたりどうしても堅いイメージがあった。
『固いよ笑。呼びやすいようにしな〜。』
「あざっす…会長さん?」
思ったよりも軽い人だ。軽い……うん。確かに会長挨拶の時あまり長々と話してなかったり……
おもいこみはあんまよくないなぁ。
『会長さんって笑。それにしよっか。
銀島くんポジションは?』
笑い飛ばしてくれるし案外話しやすいんかもしれん。
バレー部にはおらんタイプや。
「ウィングスパイカーしてます!」
おん!会長さんってバレーできるんかな?北さんから話聞いてるからとかかもしれんなぁ。
『いいね。楽しみだわ。期待してる』
「おっ……おおきに。」
少し照れたわ。
なんちゅーんやろ。好きとはちゃう。
期待を楽しむ?みたいな。
角名side
『すなくん。どんな字を書くの?』
今度は俺か。
「えっと、角度の角に名前の名で角名です。」
『珍しいね。イントネーションが名古屋っぽい』
たしかに珍しい苗字らしい。
イントネーションとか案外わかるもんなんだね。白崎さんも標準語?っぽいもんなぁ。
「はい。愛知出身です。」
『おーもしかしたら会ってるかも。』
会ってる?まさかの。
んじゃ名古屋に住んでたのかな?
この感じだと短期間かな。多分。
北「あれっ、白崎って名古屋にもおったんか。」
『うん。東京、名古屋、大阪、博多かな?多分』
ふーん。
色んなとこ行ってる。すご。
角名「多いですね」
『ねー。』
コミュ力高いのはそのせいなのかな?
北さんより話しやすい感じ。でもやっぱり3年だと思うとすこしなぁ。
『すなくんはミドルブロッカー?』
「そーですね。」
ついさっきも思ったけどバレーできる人なんかな。
『おっ!同じ〜』
そう言うと白崎さんはピースをしてた。
「バレー部なんですか?」
素朴な疑問だ。
実際、臨時でマネしてもらうんだし。
『中学まではね〜。高校はダンス。』
「ほーん。そーなんですか」
中学まで。どっかいいとこいってたのかな?わかんないけどとりあえずやってたら最低限は出来そうだな。
「今回はお願いします。」
改めてと付け加えるとこちらこそ。と返ってきた。
もしかして食えないタイプ?
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作者名:もゆゆ x他1人 | 作成日時:2021年8月15日 16時