三十六 ページ49
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「あっ、ヒョン！それ僕の肉！」
「早いもん勝ちだ」
「ちゃんとお皿に取ったのになんで！？この卑怯者！」
「あ？食ってねえなら同じだろ」
「まあまあ。ジミン。私のをあげるから許してあげて」
「……Aに感謝してくださいよ、ヒョン」
ジミンの言葉をまるで聞かず、黙々と食べ、満足するとすぐに眠ったユンギ。
そのまま豚になっちゃえ、という呟きは聞こえなかったことにしよう。
「また喧嘩？ジミナも程々にしなよ。
あとヒョン、寝るなら猫の姿で寝てください。邪魔です」
「相変わらず手厳しいね、ホソク」
「二人にはもっと生活能力を高めてもらわないと。
一番迷惑してるのはAなんだし」
「ふふ。私は構わないよ。賑やかなのは何よりだからね」
「Aは甘すぎだよ。もっと厳しくしないと」
エプロンをつけてまるで主婦のようなことを言うホソク。
どうやら、この生活にもかなり慣れたみたいだ。
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_________生きたい。
あの日、ホソクはそう言った。
初めて聞けたホソクの本心。心の中では思っていても、口にするのは難しい。
それでも、生きたいと言ってくれたホソクを私は支えたいと思った。
その後、ホソクはこの家の住人となった。
ホソク曰く、どうせ昼間は出られないから、怪しまれないためにもちょうどいいとのこと。
何はともあれ、ホソクが生きる希望を持ってくれたことが嬉しかった。
「……A。怪我はどう？」
「あぁ。かなり良くなってるよ。河童達の薬のおかげだね」
あの日受けた傷。以前の陰の世界のそれとは違い、普通は妖に攻撃されれば傷はつく。
今回はアイツから受けた傷と、先日の足の怪我が相まって重症化していた。
そのことに責任を感じているのか、ホソクは毎日心配そうな顔で私を見つめる。
「気にしなくていい。私がしたくてやったことなんだから」
「……うん」
何度こう言っても、包帯を巻かれた私の足を見るたびにホソクはいつも申し訳なさそうな顔をした。
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閔(プロフ) - あすきさん» 更新ゆっくりでごめんなさい...！（ ; ; ） 読んでくださって本当に嬉しいです！ありがとうございます(*^^*) うふふ。まだ出てきていないメンバーがそれぞれどんは妖怪になるのか、ぜひお楽しみに！ゆっくりにはなりますが、これからも頑張ります！ (2020年7月22日 18時) (
レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
あすき(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからどんなメンバーがどんな妖怪になるのか楽しみです！これからも応援してます！ (2020年7月19日 19時) (レス) id: a838b5fe09 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - yumemiさん» こんにちは。わぁ...世界観からストーリー構成まで！細かなところまで見てくださって本当に嬉しいです！(*´∀｀*) メンバーの妖怪設定については完全に私の妄想&好みですが、気に入っていただけてよかったです！今後のメンバーもお楽しみに！これからも頑張ります！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: f8df806129 (このIDを非表示/違反報告)
yumemi(プロフ) - こんばんは。楽しく読ませていただいている者です。独特の世界観がとてもとても好きで、仲間が増えていくストーリー構成にも惹きつけられます。これからも応援しています！(ジミンの妖狐とユンギの化け猫が秀逸すぎます!) (2020年5月23日 0時) (レス) id: 692b90f925 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - uniさん» ちむちゃん！読んでくれてありがとう(*´∀｀*) その一言だけで頑張れます...（ ; ; ）ゆっくり頑張っていこうと思います...！ちむちゃんも自分のペースでね。お互い頑張ろう！ (2020年5月20日 22時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：閔
| 作成日時：2020年5月18日 23時
