ごめん。 2 (ページ28)

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ごめん78 ページ28

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「ホソクとナムジュンに元気そうだなって言われたの。でも、自分でも自分がよく分からなくて……
ジミンならどう見えるかなって」

私の変なこの質問にもジミンは真剣に聞いて、向き合ってくれる。我ながら本当に良くできた弟だ。

少し間が空いて、ジミンが口を開いた。

「Aは変わってないと思うよ。
いつもと違って感じるのは、少しずつ彼氏と別れたことを受け入れていってるってことじゃないかな。

ちゃんと前に進もうとしてるってことだよ」

ジミンから彼氏、という言葉を聞いて少し体が強張った。
そういえば、ジミンにはまだ彼氏がテヒョンだったって伝えていない。もし伝えたらどんな反応をするだろう。

友達、って言ってたからきっと傷つくよね。複雑になるよね。現に今、私と彼の両方を支えている訳だし。

一番の支えであるジミンにはこれ以上、心配かけたくない。

「A？どうかした？」

「あ、ううん。何でもない」

どうやら、一人で考え込んでいたみたいだ。

ジミンの心配そうな顔が視界に入る。大丈夫、と言えば良かった、といつも通り糸目になって笑った。
……ジミンを見るとどうしてこんなにも心が癒されるのだろうか。こんな可愛い顔、どこで教わったんだ。

弟の笑顔に少しだけ、心が軽くなった。

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