ごめん。 2 (ページ21)

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ごめん71 JK ページ21

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こんなムードにするつもりじゃなかった。
ただ話を聞いて、何か一言でもかけてあげられればって、そう思っただけだったのに。

なんで、貴女が謝るんだ。

情けないことに生まれて初めて叱られて、呆けて言葉も出ない俺と違ってずっと謝ってる。

側からすればそれくらい普通なんだろうけど、俺のせいで叱られたのにそれを庇うように謝り続けるこの人に怒りが湧いた。

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いつだってそうだ。
この人はそういう人なんだ。

全然謝ることなんてしてないのに、自分を責めすぎる。それでいて、人の気持ちにはやけに敏感で。何なんだよ、ってこの人の言動に振り回されて。

それでも、この人の笑顔を見たり一言でも話したりするだけで胸が高鳴る。
胸の奥で"好き"の感情がどんどん膨らむ。

なんで好きになったか？
知らないうちに好きになってた。
自分でも馬鹿だと思うくらい、この人の全てが愛おしい。

好きじゃ表せない。愛してるでも足りない。

ほんとはずっと俺だけを考えていてほしい。

ほんとは無理矢理にでも俺のものにしたい。

でも、この人はまだアイツのことが忘れられない。
いつかちゃんと俺のことを見てほしいから、この醜い感情を必死に隠す。

アイツの話をするこの人の表情はとても苦しそうで寂しそうで。

あーあ、俺だったら絶対そんな表情させないのに。

だからこそ、俺はアイツが許せない。

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