ごめん63 ページ13
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そろそろプロジェクトも終盤に差し掛かり、本番の舞台まで頭が見えてきた。
相変わらず、チョン君とは何もない。
テヒョンとはあれから話もしていない。
テヒョンの周りにはいつだってあの女の子がいて。
二人を見てて、テヒョンが今大切にしてるのはその子なんだって何となく分かった。
「あの、パクさん…ですよね」
「え、あ、はい」
いつの間に私の隣に来たのか、あの女の子がいた。
私より少し低い身長に、艶のあるセミロングの黒髪。目も二重でくっきりして、肌も白い。スタイルも良いし、とにかく可愛いを具現化したみたいな子だ。
そういえば、まだ一度も話したことがない。
この企画は割と大きいため、メンバー内でも話す人は限られている。
「開発のイ ソヨンです。
ちょっとこの資料を確認してほしくて…」
「あ、はい。いいですよ。
私は進行のパク Aです。
ところで、なんで私に？」
「進行の方の確認が必要な資料があったんですけど、あまり進行の方と関わりがなくて……
そうしたら、ジミン先輩がパクさんが良いって教えてくださったので…」
「そうなんだ。
ふふ。私は仕事が特別出来るわけじゃないのに」
ジミンの奴め、なぜ私を勧めたんだ。
ていうか、見れば見るほど可愛いんですが。
どうして私の周りには容姿の整った人ばかり集まるんだろう。
余計に私が廃れて見えるじゃん。
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テヒョンが大切にするのも分かる気がする、かな。
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作者名：閔
| 作成日時：2019年3月25日 13時
