２日目‐収集3 ページ19
オスマンは、多分中庭に居るだろう。あの薔薇園にあるガゼボで読書したりお菓子食べたりするのが彼の趣味だから。
畑から中庭に直行すると、白いガゼボの中で少し大きめの本を読んでいるオスマンを見つけた。さっきから私凄くないか？いや、凄くないか。たまたまだもんな。
『オスマン』
オ「っ！？
な、何！？」
『驚かせてすまない。アリスがお茶会をすると呼んでいたぞ』
オ「ふぅん。
じゃ、ばいばい」
相変わらず素っ気ないな。
マスクの下で苦笑していると、通り過ぎようとしたオスマンが私の真横で止まり、顔を覗き込んできた。
オ「これあげる〜！さっき落ちてたから拾ったんやけど、いらんから！」
『あ、ああ...ありがとうオスマン』
オ「....」
そう言ってオスマンが手渡してきたのは、沢山の刺が付いた淡紫色の花と、真っ赤な花。たしかこの花は....そうだ。野薊とアネモネだ。
それにしても何で急に....あ、野薊は刺があるから持っていたくないのか。そうかそうか。
....で、何でオスマンは立ち去らないんだ？何でじっとこっちを見てくるんだ？
『何だ？何か付いてるか？』
オ「...その呼び方、何なの」
『呼び方？』
オ「オスマンって」
『あぁ...何となくだ』
オ「あっそ」
何なんだ？昔からオスマンの考えてる事は分からない。
呼び方だって、私から「マンちゃん」って呼ばれるのが嫌なんだろ？アリスから聞いた。すまんな！嫌だったのに気付かなくて。
去ってしまったオスマンに心の中で謝り、野薊とアネモネに目を落とす。
....まさか、な。自惚れ過ぎだろう。
だが、折角のオスマンからのプレゼント(？)だ。大事にしよう。
軍服の胸ポケットに入れて、丁度花弁がポケットから出るように調整する。これで少しは華やかになっただろうか。
さて、最後はグルッペンだ。
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Rain242 - 嫌われ……うっ、頭がっ……？！ (2020年5月20日 4時) (
レス) id: b25bc8c008 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - アルバートさん» 良かったです！読んでくださり、ありがとうございます！ (2019年8月5日 13時) (レス) id: 3992e7f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
クレア(プロフ) - ふうさんさん» 何回か押してみてください。私もたまにあるんですが、１回ホームに戻ってみたり、何回も押したりしてると読めるようになると思います。 (2019年8月5日 13時) (レス) id: 3992e7f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 一回ホーム画面に戻ったら読めた。やっぱり私のスマホがバグってたのかも。 (2019年8月5日 13時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 6日目-決意が読めないんですけど私のスマホが壊れてるのかな。他に見れない人いますか？ (2019年8月5日 13時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレア | 作成日時：2019年7月27日 13時
