こちらに。 ページ4
A ｢じ、事情をお話しますね……あ、少しお待ちください｣
とだけ言うと、近くにあった服屋らしき建物に駆け込み、Aが着ているものと似た服を2セット持って出てきた。
A ｢女性のお二方、これを着ていただいてもよろしいですか？｣
ロビン ｢私たちも？｣
A ｢はい……申し訳ございません、私お金がないもので、こんなものしか買えず……｣
ナミ ｢え、わざわざ買ってくれたの！？｣
ロビン ｢あなたがそこまでしてくれる必要はないわよ？｣
ナミ ｢そうよ、そのくらい自分で払うわ！いくらだった？｣
ウソップ ｢おいおい、ナミが自分で払うってよ……｣
ルフィ ｢あァ、明日は嵐だなァ……｣
ナミ ｢うるっさい！｣
A ｢いえいえ、いいのです！！この国のおかしな現状のせいで、関係の無い皆様にお金を払わせるわけにはいきませんから……｣
ナミ ｢……そう？悪いわね…｣
A ｢はい！あ、ここではあれですから、私の家にご案内します…そこで現状をお話ししますね｣
Aの家は、船着き場から近い場所にあった。
ルフィ ｢うぉー！でけえぇ！｣
チョッパー ｢ほんとだぁ！｣
ゾロ｢そりゃ王女だからな……王宮にゃ住むだろ｣
A ｢あ……いえ、違うのです。私の家は、こちらに……｣
と、Aが指差した方角には、小さな倉庫のような建物。
サンジ ｢え……あれが？｣
A ｢ええ……｣
ルフィ ｢なんでだ？お前王女なんだろ？｣
A ｢はい……まぁそうなんですが……｣
ナミ ｢まぁいいわ、話は中で聞きましょう｣
Aの家のドアを開けると、家具や装飾はほぼ無いが、綺麗に片付けられた部屋があった。
ウソップ ｢おお、キレイじゃねぇか｣
チョッパー ｢そうだな、物は少ないけど片付けられてる｣
A ｢あ、ここにお座り下さい…！申し訳ございません、せまくて……｣
サンジ ｢そんなことないよAちゅあ〜ん♡野郎共の座る場所なんてなくてもいいんだよ♡♡｣
ナミ ｢はいはい。それじゃ、教えてくれる？この国のこと。｣
A｢はい……今この国は、男尊女卑制度を強制されているのです｣
ナミ ｢……！｣
ルフィ ｢ダンソンジョヒセイド？なんだそれ｣
チョッパー ｢女は男より下の立場だっていう考え方のことだよ｣
A｢……元々ここは、すごく幸せな国だたっのですが……｣
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百花繚乱(プロフ) - すごく続きが気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2018年8月13日 17時) (
レス) id: 7f4883fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
ロイルーク(プロフ) - この話すごく面白いと思います！更新頑張ってください！ (2018年5月14日 22時) (レス) id: 4736ab0aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えくれあ | 作成日時：2018年4月14日 20時
