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おーくらさんと、落ちこみ。２ ページ39
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忠 「―――どやった･･･？」
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あ 「･･･････････ない。」
忠 「マジか･････」
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ポーチを何回も漁ってみても、
いっこうに出てくる気配はしません。
なんだか･･･おーくらさんに、
すごく申し訳ない気持ちで、胸がいっぱいです。
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あ 「ごめん、たつ･････。
たつが折角買ってくれたピアスなのに････」
忠 「･･････････」
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俯きながら、何も言わないおーくらさん。
それもそうです。
折角頑張ってお金出して買ってくれたピアスを、
大切なプレゼントを･･･なくしたわけですから。
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忠 「―――･･･ええねんて、別にっ。
それより･･･早よ行こ？
ピアスは、他のやつ付けてったらええやん。」
あ 「たつ･････」
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引きつった笑顔で笑うおーくらさん。
本人は必死に誤魔化そうとしているのでしょうが、
･･･全部分かります。
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作者名：しょこら。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chocolat/
作成日時：2012年10月12日 2時
