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なんなら杉田くんも…と言う彼女に
「2人がいい」
「………え？」
再び彼女が戸惑って、
「2人で行こう、店は俺が予約するから」
「え？あ、う、うん…ま、まかせた」
まだ混乱しているのか目が泳いでいる
「連絡するから空けとけよ」
「う、うん…」
飲んでいた缶をゴミ箱に入れて立ち上がる
「あ、えっと中村くん私とご飯行っても大丈夫なの？」
「なんで？」
「いや…か、彼女とかいないのかなって…思って」
顔を下に向けながら言う彼女に
「いたら誘わねぇよお前こそいねぇの？」
「いたら界人くんとご飯行かないし…」
「そりゃそうだな」
「…こんなおばさんじゃ誰も貰ってくれないよ…」
はは…と悲しそうに笑うから
「俺が貰ってやろうか？」
「え？」
「あ」
言ってしまった…と自販機に頭をぶつけた
「中村くん今…」
「…わりぃ今のは忘れてくれ」
「…………分かった」
そう言うと明らかに彼女はへこんで
「わ、私帰るね…またねっ中村くんっ」
「おぅ…」
そそくさと彼女は帰ってしまって
俺はその後ろ姿を見る事しか出来なかった
ーーーーーーーーーーーーーーーー
Aside
「っ……ぐすっ」
そうだよ、期待なんかしちゃダメだよ
中村くんがそんな訳ないんだもん…
「…嬉しかったのにな」
出会った頃からずっと好きだった
もう10年以上片想いしてるんなんて
我ながらバカみたい
碧ちゃんや界人くんにも相談してたりして
なんで35のおばさんが年下に相談してんだよって話で
「あれ？姉さん？」
「Aちゃん！」
「……海人と蔵人」
ぼーっと歩いていると、双子の弟の海人と蔵人とばったり会ってしまった
「仕事終わったの？」
「うん、今帰ってる所」
「…もしかして泣いてた？」
「っ！そんなこたないよ？ちょっと眠くて…」
「……無理しないでね」
「うん、ありがとう蔵人」
「姉さんまたお店来てよ可愛くしたいから」
「海人もありがとう」
2人は私の誇りだよ、と頭を撫でる
「じゃあまたね」
「うん、気をつけてね」
「送ろうか？」
「ううん、大丈夫ありがとう」
手を振りながら2人と別れた
「泣いてたのバレてたな…多分」
弟にまで心配させるとか…姉としてダメだな
しっかり前を向いて進まなきゃ
中村くんの事は忘れよう
そう思い、帰っていると
「おねーさん！暇？」
「俺たちと遊ばない？」
「いや、遠慮します…」
前に男2人が道を塞ぐ
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くらと(プロフ) - 天木さん» コメントありがとうございます！いつも読んでくださりとても嬉しいです！わしゃがなのやつですね！了解しました！提供ありがとうございます！ここのページはいっぱいなので短編集の方で書かせていただきますね！ (2020年12月18日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
天木 - いつも陰ながら読ませて頂いてます。提供として、先日あがったわしゃがな動画のるかるんが出た回を夢主ちゃんが見て、実際はデレてなかったけど、嬉しそうにしてた中村さんに嫉妬してる話を見たいです。その後は裏に発展するも良し、しないも良し。書きやすい方で。 (2020年12月18日 22時) (レス) id: 071c454786 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃 - 更新お疲れ様です(^^)うわあああ、私のワガママを聞き入れてくださるなんて感激です(涙)ご無理のないよう頑張ってください！ (2020年9月26日 6時) (レス) id: ef80dc38cd (このIDを非表示/違反報告)
くらと(プロフ) - 絢乃さん» コメントありがとうございます！全部ですね！頑張って見ます！いつも読んでくださりありがとうございます！ (2020年9月21日 23時) (レス) id: 614a0d9aa6 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃 - 更新お疲れ様です！個人的には全部の設定読んでみたいです…wワガママですみません(泣)でも、どのお話でも読めるのを楽しみにしてます！ (2020年9月21日 22時) (レス) id: ef80dc38cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2020年5月20日 0時
