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『中村さん、私指輪ほしいです』
『じゃあ買いに行こうか』
「ま、待って！待ってよ！悠一さんっ！！！」
Aが何度叫ぼうが中村は振り向かずそのまま
伊藤と消えていった
「なにこれ…ほんとに…やめてよっ」
ボロボロと泣いていると
「…はっ…今度は何…」
周りの景色が変わり、いつものリビングだった
「悠一さん…？」
するとそこにはソファーに座って携帯を弄っている中村がいた
『ん？Aどうかしたか？』
「…悠一…さん…？ですよね…？」
恐る恐るAが確認すると
『まだ寝ぼけてんのか？俺だよ』
ほんのり微笑む中村を見てAは安心して
「悠一さんっ！」
『おっと…あぶねぇ…ほんとにどうした？』
「私から離れないでくださいっ…お願いします…っ」
ズビズビ泣きながら言うと
『そんなの当たり前だろ？俺もお前から離れたくない……だからいい方法がある』
「？なんですか？」
『…俺と死んでくれるか？』
「え…？」
そう言った中村の手には包丁が握られていた
「ゆ、悠一さん…」
驚いて中村から離れるA
『A？おいで？俺とずっと一緒にいよう？』
包丁を持ってない方の手を広げて不気味な笑顔で言う
「…貴方、悠一さんじゃないっ」
『何言ってんだよ悠一だよA』
「っ…違うっ」
『…そりゃ残念だ』
そう言った中村はニヤァと笑ってドロドロっと黒く溶けていった同時に辺りも真っ暗に染まった
「ここどこ…夢…？」
もう夢なのか現実なのかも分からず
Aは彷徨いながら歩く
「………悠一さん…っ」
何も無くて何も見えなくてひとりぼっちの感覚に襲われる
『………A』
「っ………」
歩いているとボーッと立っている中村がいて
『…俺はお前を幸せに出来ない…』
「そ、そんなこと…っ！」
『だから、さよならだ』
そう言った瞬間、中村の足元の床がなくなり
『またな、A』
そこから中村が飛び降りた
「やっ…！悠一さんっ！っ」
本物じゃないと分かっていても目の前で愛しい人が飛び降りる場面を見てしまい絶望する
「やめてっ…ほんとにもうやめて…っ！」
いつまで続くんだと…涙が止まらないし、中村の顔もこびり付いて辛かった
「はぁっ…はぁっ…ゆ、いちさっん…っ助けて…っ」
苦しくて胸を抑えながら倒れ込む
夢なら早く覚めてとそう願っても
『愛してるA』
またどこからが中村が現れて近づいてくる
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くらと(プロフ) - 天木さん» コメントありがとうございます！いつも読んでくださりとても嬉しいです！わしゃがなのやつですね！了解しました！提供ありがとうございます！ここのページはいっぱいなので短編集の方で書かせていただきますね！ (2020年12月18日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
天木 - いつも陰ながら読ませて頂いてます。提供として、先日あがったわしゃがな動画のるかるんが出た回を夢主ちゃんが見て、実際はデレてなかったけど、嬉しそうにしてた中村さんに嫉妬してる話を見たいです。その後は裏に発展するも良し、しないも良し。書きやすい方で。 (2020年12月18日 22時) (レス) id: 071c454786 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃 - 更新お疲れ様です(^^)うわあああ、私のワガママを聞き入れてくださるなんて感激です(涙)ご無理のないよう頑張ってください！ (2020年9月26日 6時) (レス) id: ef80dc38cd (このIDを非表示/違反報告)
くらと(プロフ) - 絢乃さん» コメントありがとうございます！全部ですね！頑張って見ます！いつも読んでくださりありがとうございます！ (2020年9月21日 23時) (レス) id: 614a0d9aa6 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃 - 更新お疲れ様です！個人的には全部の設定読んでみたいです…wワガママですみません(泣)でも、どのお話でも読めるのを楽しみにしてます！ (2020年9月21日 22時) (レス) id: ef80dc38cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2020年5月20日 0時
