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｢誰が聞いても…うぁっ！｣
コケはしないが引っ張られ
｢誰が聞いても…！誰が聞いてもっ！｣
｢もうあかんわもうあかんわ｣
｢はい、おかえりすばるくん｣
何も言えずに戻ってきた渋谷
｢よし、｣
｢たっちょんがんば〜｣
次は大倉で気合いを入れて前に進む
｢ここ、ここか…っ｣
引っ張られながらも意外と進む大倉
マイクまで行き机の上に両手を置き、踏ん張る
｢えーっとですね、前を向いても後ろを向いてもえー前向きだと言うことでてすね…っえー！！！｣
ゴロンゴロン
｢うわぁっ｣
思いっきり転んで
引きずれてるようなコケ方をして戻った
｢事故事故事故｣
｢いったそう…｣
｢事故やんこんなん｣
｢今の見ました〜？｣
｢軽トラに轢かれた人やん｣
｢すげぇぜお前、床焦げとるやん｣
｢いたぁ…｣
｢タイヤ痕やん、あんなん｣
｢たっちょん大丈夫？｣
｢A〜撫でて〜｣
｢よしよし｣
痛そう頭を撫でて大倉は端っこに座り込んでしまった
｢ここでいい所見せますよ｣
｢丸は行けるよ｣
｢丸頼む｣
｢行け丸ちゃん！｣
自信があるのか堂々と進むが
｢あかんわっ！｣
ｸﾞﾘﾝｯｺﾞﾛﾝｯ
マイクまでたどり着けずすぐ引っ張られて戻ってきた
｢はははっ！｣
｢グリンってなった今！グリンってなった今！｣
｢丸ちゃんw｣
｢膝をスクリューしたね｣
｢ひざっ…ひざっ…｣
｢膝捻れてたでw｣
｢予想外な落ち方しますね、これは｣
結構痛かったのかコケてから立ち上がらない丸山に大倉が
｢丸山さん無理？無理なの？｣
｢うわあいつ…お前どの体勢で言うてんねんお前｣
大倉はAの肩に凭れながら丸山に言っている
｢なんやねんお前｣
おかげですごいクレーム食らっている
｢行きましょうお願いします｣
そして次に安田が挑戦
｢そのテンポや、そのテンポでいけ｣
やはり軽いからか真ん中辺りで止まる
｢崩すな崩すな！リズムキープや！｣
村上が後ろからアドバイスする足は動かず上半身だけ前のめりで止まり
｢すげぇスキーのジャンプみたいになってるやんこいつ｣
｢ほんまや｣
｢はははっ｣
べたんっ
そしてそのまま前に倒れる安田
｢がんぱれー｣
｢頑張れ立て！｣
｢這いつくばっての…無理なかな…｣
そこから立ち上がろうと這い蹲る
｢ズボンが…破けるぐらい…突っ張ってるよー！｣
ゴロンッべチンッ！
結局辿り着けず転がり後ろの壁に勢いよくぶつかって戻ってきた
｢そんなに！？｣
｢やばぁ…｣
｢もうマジやん今のアカンやつやって！｣
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作者名：くらと | 作成日時：2018年11月25日 0時
