検索窓
今日:19 hit、昨日:6 hit、合計:62,808 hit

104話 ページ6

「布団を変えて…」

血だらけの布団も片付け
Aの部屋から布団を持ってきてもらい敷く

「A、大丈夫だからね俺たちいるからね」

寝かしたAに
佐久間が明るい声で言う

『っ…はっ……った』

「ん?なに?」

阿部がAに耳を傾ける

『しょ、った…っ』

「翔太ね、すぐ逢えるから待っててね」

まだ少しうなされているAを撫でる

『はぁっ、…ん、はっ』

「……翔太達大丈夫かな」

佐久間が小声で阿部に伝える

「ふっか達が向かったし大丈夫でしょ」

「敵も段々増えてきてやばいかもな」

「急に増えたのなんでなんだろうね」

「さぁなその辺もまだ分かってないから調べるしかないなぁ…」

と、阿部達が話していると

「阿部ちゃんいる?」

そこへ帰ってきたラウールが顔を出てきた

「ラウール!敵は片付いたの?」

「うん!てか僕達が着く頃には終わってた」

「終わってた?あんなにいたのに?」

「あ、岩本くん元気になったんだね!……なんで?」

傷だらけの姿を見ていたので
何故ピンピンしているのか疑問になったラウール

「あーそれはみんな集まってからでもいい?翔太いる?」

阿部が話を変えて翔太の事を聞く

「あ、それ!翔太くん!」

思い出したかのように言うラウールに

「ラウール、ちょっと静かに」

「阿部ごめん翔太寝てる」

深澤と涼太もやってきて、涼太の腕の中に
小さな子犬が眠っていた

「え、その子犬もしかして」

「そう翔太だよ」

「え、なんで翔太小さくなってんの?」

佐久間が目を見開いて小さくなった翔太を見る

「説明すると長いんだけど、俺達が着いた時にはもう敵いなくてねこの可愛くなっちゃった翔太しかいなかった」

気持ちよさそうに眠る翔太をつつく深澤

「俺達犬神はね、自分の最大の力を使うことが出来るんだ、滅多に使わないから知らないのも当然だと思う」

「じゃあ翔太はそれ使って敵を蹴散らした後、力を使い切って小さくなったと?」

「うん、犬神は山1つ消せるぐらいの力を秘めているんだけど…まぁ双子だから力分散しててそこまでの力はないけどね、翔太は多分康二と照が居なくなったの確認にして使ったんじゃないかな?山1つ消せなくても小さな村くらいは消せるから」

「そうなんだ…」

「すぴー…すぴー…」

「てかほんとにこの翔太可愛いね」

「一生このままでいてほしい」

「それは俺が困るから却下で」

皆の手から翔太を遠ざけたかったのか
ぷいっと背を向ける涼太

105話→←103話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (127 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
326人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 妖怪パロ , 渡辺翔太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くらと(プロフ) - ゆきさん» 初めまして、コメントありがとうございます!お褒め頂きとても光栄です!これからも頑張りますので応援ありがとうございます! (2022年7月15日 22時) (レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして!今日作品を見つけて内容がとても好みで、どのお話もとても面白いです🥰妖怪パロすごく好きなので私の好みのど真ん中の作品で本当に大好きです!(笑)更新楽しみに待ってます!これからも頑張ってください! (2022年7月15日 21時) (レス) @page6 id: b6fe9e2e9a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くらと | 作成日時:2022年7月14日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。