121話 ページ23
それから月日は経って
いつの間にかAは自分で
能力を調整出来るようになっていて
無償で怪我をした人や身体が悪い人を治したりしていた
「Aちゃんいつもごめんね〜来てもらって」
『いえ！お役に立てて何よりなので！』
Aはよく、村の年配の人の家に行って、直接治しに行ったりしていた
「何も無くてお礼がこんな物しか無いのだけれど」
そう言うとAに渡したのは
『わぁお団子だ！私大好きなのでありがとうございます！』
団子を貰い嬉しそうにするA
「それはよかったわ」
『では、何かまたあればこの伝書鴉に手紙を渡してください、屋敷まで届きますので』
良く行く家庭には伝書鴉がいて、岩本が手配してくれたらしい
『では失礼します』
家から出て、先程貰った団子を食べる
『ん〜！このお団子めっちゃ美味しい！さっきのおばあさんの手作りかな？すごい美味しいな〜』
涼太といい勝負してるかも、と言いながら食べ歩く
『えーと…今日はもう患者さんいないな…よし帰ろ』
手帳を確認したあと、屋敷に向かうため
いつも通る森の方へ行くと
「きゃー！」
「逃げろ！」
『え？なに…』
帰る方向から村人達が走って逃げてくる
何事かと見ていたら
「ここに人間がいるのは分かってる」
「出さねぇと全員やっちまうぞ！」
『…もしかして、他の村の…』
そう前に言っていた深澤の父親との関係がある妖怪達でまだしつこく残っていたみたいだ
「みなさん落ち着いて！」
「僕らが避難させますのでついてきてください！」
『あれはひーくん達のとこの…』
そこへ、天狗達が現れて村人を避難させていく
「あ、Aさんこんな所にいたんですか！」
「ここは危険です！早く岩本さんの所へ！」
『え、でも怪我してる人達が…！』
見ると巻き込まれて怪我をしている村人達がチラホラいてAは立ち止まっていた
「僕達に任せてください！治療班が居ますので！」
「Aさんは優先的に避難させろと岩本さんに言われてるんです！」
『ひーくんが…』
でも…とまだ気にしていると
「A！！！」
空から岩本が血相を抱えて降りてきた
『ひーくん、みんなが…』
「分かってる、ここは他の天狗に任せて屋敷に行くぞ」
『うわ、ちょっと！』
降りてきた途端、軽々Aを持ち上げて
飛び上がり急いで屋敷に向かう
「すごい数の敵が押し寄せてるんだ分かってくれA」
『ほんとだ…』
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くらと(プロフ) - ゆきさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お褒め頂きとても光栄です！これからも頑張りますので応援ありがとうございます！ (2022年7月15日 22時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！今日作品を見つけて内容がとても好みで、どのお話もとても面白いです🥰妖怪パロすごく好きなので私の好みのど真ん中の作品で本当に大好きです！（笑）更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2022年7月15日 21時) (レス) @page6 id: b6fe9e2e9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年7月14日 7時
