114話 ページ16
『あの後、ふっかは鬼の血を飲んだんですか？』
深澤は元人間だった、という事実に
「飲んだんじゃろうな、お主が知っている深澤は現在鬼であろう？」
『…やっぱりそうなんですね』
「辰哉は、元気にしておるか？」
『め、めちゃくちゃ元気です！なんならみんなにいじられてるし、でもそれも好かれてる証拠なんだと思います！』
「そうか…」
『ふっかには会われないんですか？』
先程の映像を見る限り、深澤は神子の事を待っている
「会えるものならもう会っておる」
『それって…』
「前に言ったであろう？この神社も妾もお主に見せているだけのものであって存在しないと」
『……そうでした』
神子は遠回しに言っているが
つまりはもう自分も神社も無くなっているので
深澤のことは見れても、向こうは自分を認識出来ないということだ
「それに、もう会っておる様なものじゃ」
『え？』
もう会っている…？
また言っている意味が分からず首を傾げる
「お主に、教えてないことがある…それはの…」
ーーーーーーーーーー
『もう真っ暗だな…』
神子との話が終わり、神社を出ると
朝に来たはずなのにもう夜になっていた
『………はぁ』
帰ったらみんなに怒られるだろうなと思いつつ、屋敷に帰ると
「帰ってきた！！！」
ラウールが超音波みたいな事で出迎えてくれた
『…ラウールただいま』
「ただいまじゃないよ！どこ行ってたの！？」
流石のラウールも少し怒っている
『…どこでもいいでしょ？』
「よくないよ！僕達すごい心配して…」
『いいよ、もうそういうの』
「え？」
いつもならごめんねと
抱きついて返ってくるはずが
聞いたことないくらい冷たい声で
ラウールの表情は固まっていた
『私疲れたから部屋行くよ、来ないでね』
「Aちゃん？…なんで」
Aはラウールを素通りして
自分の部屋に入っていった
「みんなに伝えなきゃ…！」
絶対何かあったのだと感じたラウールは
全員居間に集合するように伝達した
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くらと(プロフ) - ゆきさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お褒め頂きとても光栄です！これからも頑張りますので応援ありがとうございます！ (2022年7月15日 22時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！今日作品を見つけて内容がとても好みで、どのお話もとても面白いです🥰妖怪パロすごく好きなので私の好みのど真ん中の作品で本当に大好きです！（笑）更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2022年7月15日 21時) (レス) @page6 id: b6fe9e2e9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年7月14日 7時
