111話 ページ13
『昔の話…ですか？』
「うむ、妾の昔の話じゃ」
そう言って神子はパチンっと指を鳴らす
すると、
《うん、今日もいい天気だね》
青年男性が映し出された
『誰…？』
「…ここの元主、龍之介じゃ」
『龍之介さん…？』
神子によって映し出された龍之介は
竹箒で床を掃いていた、そこへ
《お主はほんとに熱心じゃの》
『あれは…神子様？』
「………」
あまり見た目は変わらない神子も映し出されて、楽しそうに龍之介と話している
《熱心って…神子の為にやってるんだよ？》
《知っておる、いつも感謝しとるぞ》
《えーほんとにー？》
《本当じゃ、なんじゃ信じておらぬのか？》
《ごめんごめん！信じてるから！》
手を合わせて必死に謝る龍之介
《ふふ、冗談じゃ》
いたずらっ子の様な笑みで言う
《神子〜》
《ほら、もうすぐ参拝客が来るぞ？》
《あ、やっば！準備準備！》
暫くすると、神社に参拝客が訪れる
そこには、妖怪や人間もいた
『ほんとに仲良かったんだ…』
「………」
神子は何も喋らず映像は続く
《父さーん！》
《お！ーーも来たか！》
見ていると小さい男の子もやってきて龍之介に抱きつく
《ーーーも参拝しような》
《相変わらず仲がいいのお》
2人を見守る神子
『…なんかあの子、見覚えあるような…』
小さい男の子を見て考えるA
《ん〜今日もいっぱい人来たなぁ》
参拝が一段落して、伸びをする龍之介
《お疲れ様じゃ》
《神子もお疲れ〜疲れたでしょ？》
《龍之介に比べたらあまり疲れてはおらん》
《嘘だぁ御札に力込めるの大変じゃん》
《慣れじゃこんなもの》
スっと指に御札を挟んで見せつける
《いやぁでも神子の御札効果あるって好評だよ？》
《そうか》
《なーに嬉しくないのー？》
《あまり興味ないだけじゃ》
《そっかぁ》
《ほれ、中に入って茶にしよう、ーーも来るが良い》
《お、いいね！行こいこ！》
《父さんおんぶ！》
《仕方ないなぁ、よいしょ！あれ大きくなったねーー前より重くなってる》
《身長伸びたんだ！》
《そうかそうか！じゃあ今度着物新しいの買いに行こうな〜》
《やったー！》
3人は神社の部屋の中に入っていった
『なんだか和みますね〜』
「ここからなんじゃ…」
『え？』
神子は悲しそうな顔で目を伏せる
「よく、見ておくのじゃ」
『？…はい』
そのまま見ていると
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くらと(プロフ) - ゆきさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お褒め頂きとても光栄です！これからも頑張りますので応援ありがとうございます！ (2022年7月15日 22時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！今日作品を見つけて内容がとても好みで、どのお話もとても面白いです🥰妖怪パロすごく好きなので私の好みのど真ん中の作品で本当に大好きです！（笑）更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2022年7月15日 21時) (レス) @page6 id: b6fe9e2e9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年7月14日 7時
