109話 ページ11
「ちゃんと休まないとダメだよ？」
『そう、なんだけど…もう平気だし…』
「またぶり返すかもしれないでしょ？」
部屋戻りなさい、とおでこをつつかれた
『むぅ…ママじゃん』
「Aちゃんのママになるから部屋戻ろ？」
ニコッと優しい笑顔で言ってくるので
「戻ります…」
大人しく部屋に戻り布団に入る
「なんで外に行こうとしたの？」
涼太が傍に座り聞いてくる
『別になんでもないもん』
「教えてくれないの？」
『教えなーい』
「そっかぁ、僕はAちゃんのこと知りたいのに〜」
『いっぱい知ってるじゃん』
「もっと深いところまで知りたいな」
『っ！…っ』
スっと顔を寄せて囁いてくるので
布団で顔を隠した
「あ、隠れた」
『もう寝るからっ』
「うん、Aちゃんが寝るまで傍にいるよ」
そう言うとモゾモゾ布団から顔を出して
『涼太、手』
「はいはい」
布団から手を出すと仕方ないなみたいな顔で涼太も手を出し握ってくれる
『おやすみ涼太』
「おやすみ、Aちゃん」
それから暫くすると寝息が聞こえてきて
「もう寝たかな…」
寝たのを確認して手を離し
Aの手を布団に戻した
「ねぇAちゃん」
涼太はAの頬に触れ
「…君は何を考えて、抱えて…頑張っているの…？」
寝ているAにそう問いかける
「君は…」
何者なの？
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くらと(プロフ) - ゆきさん» 初めまして、コメントありがとうございます！お褒め頂きとても光栄です！これからも頑張りますので応援ありがとうございます！ (2022年7月15日 22時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！今日作品を見つけて内容がとても好みで、どのお話もとても面白いです🥰妖怪パロすごく好きなので私の好みのど真ん中の作品で本当に大好きです！（笑）更新楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2022年7月15日 21時) (レス) @page6 id: b6fe9e2e9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年7月14日 7時
