16話 ページ18
「ま、ふっかがやりたいようにやればいいよ」
じゃあ俺はこれで、と犬になり走っていった
「そんなの…無理だって一番分かってるんだよ…」
寝ていた体を起こし、机に向き直る
「この村は…俺の故郷だから」
ーーーーーーーーーーーーー
「はい、撮影ありがとうございましたー！」
その頃、A達3人の撮影も終わったみたいで
『めめー！』
「Aお疲れ様、ありがとね」
ギュッと抱きついて、顔を埋める
『めめいい匂い〜』
「洗濯みんな一緒だからAも匂い一緒だよ」
『いいの〜』
「僕にも！」
見てて羨ましくなったのか
ラウールもおいで！と手を広げるが
『ラウール冷たいからなぁ』
体温が冷たいのを知っているので嫌がると
「もう調整できるから大丈夫！」
『あ、ほんとだー！冷たくない！』
先に手を握ってみると目黒達と同じ体温で
安心してラウールに抱きついた
「また、何かあったら一緒にお仕事してくれる？」
『うん！楽しかったからまたしたい！』
「しよしよー！」
「にゃー」
『あ、猫になってる！』
猫の姿になった目黒はAの肩に乗り頬ずりする
『はは、めめくすぐったい』
「羨ましいなら抱きつけばいいのに」
「にゃ」
多分自分からAが離れていってラウールが羨ましくなって猫なら恥ずかしくないと思って出た行動みたいだ
「めめって素直じゃないよねえ」
『そうなの？』
意地悪くラウールが言うと
「………これならいいのかよ」
そう言って猫から人に戻り
後ろからAに抱きついた
「(負けず嫌いだ)」
『めめ私ラウールサンドイッチ！』
「食べていいの？」
『？どういう意味？』
「…なんでもない」
少し残念そうに離れて猫になり、また肩に乗ると
ちゅっ
「あ、めめずるい！」
鼻をほっぺに付けてキスをした
『…へ？』
「猫ならいいだろ」
「僕が出来ないの分かっててやったね！？」
「さぁどうだかな」
満足そうに肩から降りて、綺麗なしっぽを揺らす
「ラウール、次の仕事あるだろ」
「えーもう行くの」
「もう行きます」
ケチ〜と言っても目黒は無視
「名残惜しいけど…Aちゃん1人でお屋敷まで戻れる？」
『うん、戻れる大丈夫』
「じゃあまた晩御飯の時かな！またね！」
「ラウールとめめもお仕事頑張ってー！」
バイバイ！と手を振って見送ったあと
『阿部ちゃん達のとこに行こうかな』
阿部と佐久間の元へ行こうと歩き出した
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
