40話 ページ42
「まぁそんな気にしなくていいよ、ここの村はふっかさんが指揮取ってるけどふっかさんより年上の人なんていっぱいいるから」
『まじかー…』
いっぱいいるんだねーと言って目黒から離れる
「俺も500年生きてるけど変わってないよこの村」
遠くを見つめて懐かしむような顔をする目黒
「…帰ろうかそろそろ遅くなるし」
『うん、翔太も帰ってるかな』
「この時間はご飯食べてるだろうからみんないると思うよ」
『なんて言われるだろー！涼太は絶対褒めてくれる！』
自信ある！と満面の笑みでいう
なんだかんだよく一緒にいるのは涼太だからだろう
「だてさんは優しいもんね」
『ほんと、双子なのになんでこんなに違うのか…』
「まぁまぁ見せて見返そうよ」
『うん！』
それから屋敷に帰ると
「あ、目黒おかえ…って横の人もしかしてA！？」
廊下を歩いている涼太を見つけ、声をかけたら振り向き今の言葉を放った
『そうだよ！メイクしてもらった！』
「すごい似合ってるよ」
『えへへ涼太に言われると嬉しい』
ほんとに綺麗だよ、と頭を撫でられた
『照れる…っ』
「なになにーAちゃん帰ってきたの？」
『あ、ラウー！』
「え、どうしたのめっちゃ可愛いじゃん！」
声が聞こえて部屋から出てきたラウールにも見せる
『めめの行きつけのお店でしてもらった！』
「めめ、あのお店行ったの？」
「うん、あのお店」
どうやらラウールもよく行ってたお店らしく
どこかすぐに理解した
「えー僕の時行こうとしてたのにーまた考えなきゃだ！」
「早いもん勝ちだよ」
「ぶー」
「A、翔太ならいつものとこいるから行っておいで」
目黒とラウールが話している間に
涼太に耳打ちで言われた
『なんで翔太探してること…』
「勘だよ」
『だてさま流石です』
「目黒には言っとくから行っておいで」
『うん、ありがとう涼太』
いいえ〜と手を振りながら見送った
「だてさん、今日俺の日なんですけど」
「そうだけど、Aちゃんにお店連れていったの目黒でしょ？つまり、そういうことだよね？」
涼太にはあの姿のAを見てから
何となく察していたみたいで
「…翔太くんには勝てそうにないんですよね」
「それは俺もすごい分かるよ」
ご飯食べようか、と涼太が言うと2人とも部屋に入っていった
『しょ、翔太……』
「ん…？A？」
屋根の上でいつも通り寝転んでいると
声が聞こえて辺りを見渡す
『あ、の…降りてきてもらえるかな…』
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
