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37話※修正しました ページ39

「あ?なに?聞こえないわよ地味女、言いたいことあるならハッキリ言いなさいよ」

そう女がAに罵倒し続けていると

「あのさ、」

「なぁに目黒くん!」

目黒に話しかけられて嬉しそうな女の子

「俺の大事な人傷付けるのやめてくれないかな」

真剣に目を見て言うと女の子は後ずさり

「え、でも…」

「人の彼女罵倒する人は俺は嫌いです」

「っ…」

A行くぞ、と手を引いてその場から退散した

『めめっ』

「………」

『めめってば!』

「………」

『…蓮くんー?』

「はい」

『なんで下の名前だと反応するんだよ』

彼氏か!とは口に出さず話を続ける

「…何も思わないの?あんな言い方されて」

好きな人が目の前で罵倒されていて怒らないわけがなかった、そのぐらい想いが強いのだろう

『…だってさ、ほんとのことだから何も言えなかったよ、あの女の人の方が横に並んだ方が映えてたと思う』

「そんなことない、AはAであって、そこが好きなんだよ」

『…めめは優しいね』

そう言って近くの椅子に座る

「なんで?」

目黒も横に座る

『だってさ私翔太にそんなの1回も言われたことないんだよねー』

「(また翔太くんのこと話してる…)」

さっきAがボソッと呟いた

"翔太に認められない"

は、目黒には聞こえていて
きっと本人は気づいてなくて
基準を翔太にしているのだろう
あんなによく喧嘩してるのに不思議だと目黒は思っていた

『翔太にチビって言われないように身長伸ばさなきゃ』

「やだ」

『え?』

「Aはそのままでいい、てかもう伸びないでしょ」

と言って抱きしめて顔をうずめる

『確かに伸びないね』

はは、と笑いながら抱きついてきた目黒の頭を撫でる

「俺は翔太くんみたいなこと言わないよ?」

『ほんとね!翔太も見習って欲しい』



そうじゃない



『なんで、めめみたいに優男じゃないのかな』




みたいじゃなくて



『歌も上手いからモテるだろうに』




翔太くんじゃなくて




『めめ?どうしたの?』



俺を選んでよ



「翔太くんより俺の方がいいよ」

『そうだよね、めめの方がいい男だと思う!』

「じゃあ俺にしよ」

『…だから釣り合わないってめめの横には』

子供だもん私、と彼女は苦笑い

「もう〜ほんとにAも自覚ないんだから」

あの女が色気がないだの、胸がないだの言ってたけど

「(最近急に肉付き良くなってるの気づいてないな)」

上から下に目線をやって見ると

「うん、いいね」

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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!猫めめ可愛いですよね! (2022年6月8日 23時) (レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです!めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらと | 作成日時:2022年5月29日 19時

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