25話 ページ27
涼太が2人を引き離して自分がAの手を取る
｢あ！涼太お前っ｣
『私、涼太と準備するー！』
｢って事だからお姫様は頂いてくね｣
涼太とバトンタッチして、行ってしまった
｢あいつ…｣
｢取られちゃったね｣
｢…っいいよ、みんな呼んでくる｣
｢双子で喧嘩すんなよー｣
｢喧嘩じゃねぇよ｣
いつもだ、と言って翔太も呼びに行ってしまった
ーーーーーーーーーー
それから食べ終えた後、Aはみんなを居間に集合してもらうよう頼んだ
『みんな集まった？』
｢いるよー｣
｢Aちゃん話ってなに？｣
｢もしかして！俺たちにラブコール！？｣
｢それはそれで聞きたいかも｣
｢ほんまか！A！｣
『違います』
｢バッサリ切られたー！｣
騒がしい人達はほっといて本題に入る
『コホン、話というのはですね』
私が1人ずつみんなと1日過ごしたい
『というお願いです』
｢過ごしたい…って？｣
『んっと…私はみんなのこと、あまり知らないから』
"お主は自分のこと知っておるのか？"
『…何も、知らないから』
ギュッと自分の手を握る
｢…なるほどね｣
うーん、と深澤が顎に手を当て考える
｢ねぇねぇ！それってAちゃんを独り占め出来るってことでしょ？僕賛成だな！｣
えーAちゃんとどこ行こー！とラウールはもう既にノリノリだった
｢あ、そっか独り占め…｣
｢そうなるね？｣
独り占めと聞いた阿部と涼太はチラッと横目で翔太を見る
｢独り占め……｣
翔太は口に手を当てて、ニヤニヤしている
多分自覚していない
｢(また自覚してないね)｣
｢(そうだね)｣
そんな翔太を見て2人は微笑む
｢ごめん皆、ちょっとAと2人にしてくれる？｣
騒いでる中、深澤がそう言うと8人とも頷き
｢A｣
『はい』
｢俺の部屋行こうか、皆はゆっくりしてて｣
そう言うと深澤とAは居間から出る、すると
｢A、ちょっと出かけようか｣
『え？いいの？』
｢うん、Aと中々出かけれないしいい機会かなって｣
『やったぁ！』
ほんとに嬉しくて思わず深澤の腕に飛びつく
｢あぶなっ｣
『ふっかすき！』
｢はは、俺も好きだよ｣
『んふふ』
｢じゃあ俺のとっておきの場所教えてあげる｣
『とっておきの場所？』
｢うん、俺も翔太と同じで行き詰まったり仕事に疲れたり何かあると行く場所なんだ｣
屋敷から出て、少し歩くと
小さな丘に1本の木と椅子が置いてあった
｢ここ、座って｣
『綺麗なとこだね！』
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
