4話 ページ5
｢で、この子は？｣
｢そやな、それまで俺らが預かるしかないなよな｣
｢うん！うん！｣
｢無理やって！｣
｢あかんやろ｣
喜ぶジョニーに対してエースとアーセナルは嫌そうだ
｢いやまぁまぁしゃあない｣
｢じゃんけんしてさ、負けたヤツが順番に世話しよ｣
じゃんけんで赤ちゃんをみる順番を決めることにブーイングの嵐
だが
｢エイトルールＮｏ．2や、多数決で決めたことは、ん？｣
｢全員従う？｣
｢はい｣
ジャッキーの言葉に黙る一同
マックのサポートするのはアリスだけではないそういうところが
｢…夫婦｣(ﾎﾞｿｯ
｢なんか言うたか？｣
｢いえ何も｣
｢いきますか｣
｢｢｢じゃんけんほい！！！！｣｣｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
｢アリス｣
｢ん〜？｣
じゃんけんで勝ったアリスは書類を片付けていた
｢それ俺がやっとくから寝てこい｣
｢大丈夫だって〜心配しすぎ｣
｢…昨日も寝てないの知ってんるんや｣
｢仕事だから仕方ないでしょ〜｣
マックが寝ろとしつこく言うが
アリスは聞く耳を持たない
｢いざと言う時に倒おられたら困る｣
｢ん〜……｣
｢な？｣
ポンポンお頭を撫でられる
それに弱いアリスは動きが止まる
｢じゃあ1つお願い聞いてくれる？｣
｢なんや？｣
｢今度2人で遊びに行こ！場所はどこでもいいから！｣
｢わかった｣
｢やったぁ！｣
優しく微笑むマックと嬉しそうに笑うアリス
最近仕事が忙しく遊びに行けなかったのもあり
たまにはいいだろうと約束した
｢トッポに服また見てもらお〜｣
｢場所は俺が勝手に決めとくで？｣
｢うん！｣
｢じゃあ後は任せて、お前は寝てこい｣
｢は〜い｣
ジョニーがいれたオレンジジュースを飲み干し
書類を整えて席を立ち上がった
｢ふぁぁあ…｣
｢やっぱり眠いんやんか｣
｢急に眠くなっただけだもん｣
｢一緒に寝るか？｣
｢寝ません｣
｢即答悲しいわ｣
しょぼんと明らかに悲しそうな顔をするマック
小さい頃は一緒に寝ていたがさすがに大人になった今は別々だ
｢マックってシャイなのにそういうの恥ずかしくないの？｣
｢アリスは別や｣
キリッとした顔で言う
｢無駄にイケメンな顔で言わんとって｣
そう言いながら自分の部屋に向かった
｢無駄ってなんやねん…元々イケメンやっちゅーねん｣
アリスが向かった方向を見つめながら
書類に集中したマックであった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらと | 作成日時：2018年10月23日 0時
