おまけ(後日談)3 ページ27
「この写真…待ち受けにしとこ」
その頃アリスは先程撮った写真を
待ち受けに設定している最中だった
「今度はちゃんと待ってたんやな」
「マックおかえ…あれ?みんななんでいるの?」
声がする方へ振り向くと
マックの後ろには6人の姿が
「それは…」
理由を言うのに戸惑っていると
「まぁいいや!みんないるなら一緒に回ろ!」
そう言うとガムとトッポの両腕を組む
「ええん?邪魔じゃないん?」
「いいの!みんなとまた一緒に来ようねって話してたから!それが今になっただけの話だし」
「なら行くか!」
「うん!」
アリスとガムとトッポはテンション高く
先に回りに行った
ジョニーもやれやれ…とついて行く
「…だからお前も許可したんやな」
「うっさいわ…今度は邪魔んなや」
「今度なんてないわ!」
「…先約しとくか」
そう呟きアーセナルも先に行ってしまった
「おい!おっさん!待てや!」
その後ろをエースも行く
「俺、この8人とおれてよかった」
「どうしたんや急に」
「いや?別に」
「照れてるやろ」
「照れてへんわ」
なんやねんなぁ〜と叩くジャッキー
痛いねんと擦るマック
2人が話しながら歩いていると
「マックもジャッキーも何してるん?置いてくよ!」
「こっちに写真撮るとこあるから撮ろうや!」
「はいはい」
「あいつら元気やな…」
ガムとトッポに腕を引かれ
写真スポットに入る
「それではいきますよー?はい!チーズ!」
パシャッ
「わぁーい!」
「綺麗に撮れてるやん!」
「後で写真回しとくわー」
撮った写真を見ながら水族館も終わりの方へ近づき
お土産コーナーへ
「このゴマフアザラシ可愛いもふもふしてる」
ぬいぐるみを手に取り触る
「ゴマフアザラシ?」
「うん!すごいジャッキーに似てない?」
「俺ぇ?」
この目がすごい似てる!とジャッキーにぬいぐるみを見せつける
「そうかぁ?」
「似てるって!ガムちゃん!」
「ん?なに?」
「このゴマフアザラシね、ジャッキーに似てない!?」
「ジャッキーに?んー…」
ジーッと差し出されたぬいぐるみを見つめるガム
「……似てないかな」
「えー」
似てると思ったんだけどなぁ…と不貞腐れるアリス
それを偶然通りかかったマックが来て
「ん?どしたん?アリス」
「…このゴマフアザラシ…ジャッキーに…似てない…?」
似てないと言われるのが怖くて小声だ
「これ?似てるやん」
「「「え」」」
3人の声がハモる
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作者名:くらと | 作成日時:2018年10月23日 0時