検索窓
今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:34,896 hit

22話 ページ23

「お前らに何がわかる!!」
「俺らやからわかんねん!」

トッポも頭にきてたのか言い返す

「…真司さん」
「!」

母親の声がして辺りを見渡す

「この子を…預けて私も分かったんです…離れ離れになって…一緒にいなきゃ意味がないって…」
「おいっ!どこにいる!?」
「例え、産まれてくる意味がなかったとしても…この子と生きていくって決めました」
「あの女を連れてきたのかっ!?」
「ざぁんねん、ここにあなたの愛人さんはいないよ?」
「は?」

ひょっこっとマックの後ろから顔をだすアリス
得意の声真似だったみたいだ

「でも言ってることはホントだよ?しっかり聞いてたから」
「お前の仕業か…女にろくな奴はいないんだ…っ!」

その一言で7人が睨むがアリスは続けた

「まぁ…あなたなんかに女の気持ちなんて分からないだろうし分かってもほしくないね」
「お前…っ!」
「ねぇ…捨てられた子供の気持ちわかる…?」
「っ…」

そう言うアリスの目は怒っている

「2人の男女が愛し合って育んだ命…それをポイッと捨てられる…気持ち…わかる?」
「…俺は…っ」
「“俺は悪くない”そう言いたいんだろうけど…その子供はどんどん大きくなる…そしたら何故自分は親がいないんだろう?何故捨てられたんだろうって…考える…それはね、悲しくなるだけなんだ…顔も名前も知らない…ただ虚しいだけ…それがあなたに…わかるの?」

見つめて言うと固まって動かなくなった沢村にマックがナイフを拾い近づきナイフを持たせた
そしてジョニーからエイトを受け取り
沢村に渡した

「殺せ」

冷たいマックの声が響く

「えっ?」
「それがお前の望みなんやろ?ん?この子に死んでもらいたいんやろそれやったらお前の手で殺れやお前の手で落とし前つけろ」

冷たく言い放ち後ろに下がった
沢村はエイトを見つめて呆然と立ち尽くし
すると、泣き崩れて

「っすまなかった…っ俺が悪かった…っ」

エイトを抱きしめて謝る

「二度とこんな真似すんな」

ーーーーーーーーーーーーーー

「なんでやねんって!」
「何回も言うてるやろ!母親おった方がええねんって」

エイトを母親に返すために
ホールにあるおもちゃやらなんやら片付けていると
ジョニーはエイトと一緒におりたいらしく
みんなを説得している

「そりゃそうやけどさ、いや分かってるよそれは…でも…というかみんなどうなん?みんなエイトと一緒にいたくないわけ?」
「ジョニー…」
「いつでも会いに行けるやんけ」

23話(最終話)→←21話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞ , 8UPPERS , 横山裕
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くらと | 作成日時:2018年10月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。