1話 ページ2
｢んっ…｣
ベッドでもぞもぞと寝返りを打つのは8UPPERSの中で最年少のアリス
アリスは朝が弱い為中々に起きない
前日にやった仕事は深夜を回り、帰ってきたのは朝の5時
なので昼まで寝ていても誰も起さない
というかみんなアリスに甘い
でも起きなければと重たい体を起こし着替える
みんながいるであろうホールに向かった
｢あれ？アリスもう寝てなくていいの？｣
｢おはようジョニー、うん大丈夫仕事あるし｣
そう言いながらカウンターに座る
｢何か飲む？｣
｢んーオレンジジュース貰おうかな｣
｢ちょっと待ってて｣
ジョニーが準備してる間
後ろからガガガと言う音とガムの声が聞こえた
ガガガという音はアーセナルが書類をシュレッダーにかけていた
｢アーセナル｣
｢ん、お前もう起きとってええんか？さっきやろ帰ってきたの｣
｢いいの、それ手伝う｣
大量の紙に指を指す
｢ありがとな｣
｢どうせまた仕事だし、それまで暇だからいいの、アーセナル達も昨日夜オーダーだったんでしょ？どうだったの？｣
｢黒やった｣
｢まぁでしょうね、マックから話聞いてたけどお疲れ様｣
｢アリス、オレンジジュース置いとくよ｣
｢うんありがとう｣
オレンジジュース飲みながら書類を片付けていると
｢なんや起きてたんかアリス｣
｢…エース服きて｣
上半身裸のエースが現れた
｢めんどいわ、てかまだ終わってへんのかい｣
エースが書類を見て言う
｢手伝えや｣
｢なんでや、後ちょっとやんけ頑張れ｣
アーセナルは全然減らない書類を見つめる
｢…アーセナル後でコーヒー入れてくれない？あれ好きなんだ｣
｢…おん｣
機嫌が悪いアーセナルが怖いのは知ってるので遠回しになだめるアリス
｢お前も精が出んのぉ｣
エースはコップを拭いているジョニー言う
｢アーセナルの手伝ったりぃや｣
｢アホかお前ルールはルールやろ、あいつがじゃんけんで負けたから悪いんやんけアリスが手伝ってるしな｣
そう言いながら酒を飲むエース
｢これ洗っといて｣
｢……｣
飲んだコップをジョニーに投げて
ダーツを始めるエース
｢もう〜身体中痛いわ｣
｢何しててんお前｣
｢あ？人生満喫しとったんやんけ、お前満喫してるか？そんなしょーもない事ばっかしてたらさ人生勿体ないぞ、そんな地味な作業とっとと終わらせて面白いことやりぃや他にもいっぱいやることあるやろなぁジョニー？｣
｢…俺に振らんとって｣
素っ気なく返事をするジョニー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらと | 作成日時：2018年10月23日 0時
