22話 ページ22
珍しく､昔の事を思い出した日の夜｡
不思議な夢を見た｡
何処を見ても真っ白な景色､地面には薄く張った水｡
何処へ行く訳でもなく､前へ歩き続けた｡
暫く歩いていると､ぽつんと､大きな扉が現れた｡
開けたくない､開けなくちゃいけない｡
そんな矛盾した思いが､私の脳内を駆け巡った｡
そっと扉に触れる｡
開けようとしたら､
「ダメだよ」
そう､不意に聞こえた声｡
どきり､とした｡もう､聞き飽きてしまった自分の声｡
振り返ると､そこには人の形をした､黒いもやが立っていた｡
「開ける度胸も無いくせに｡それに､良く見なよ｡鍵が掛かっているでしょう?」
もやはそう続けた｡
そう言われ､扉を見ると､大きな鎖のついた鍵が掛かっていた｡
「『何でこんな大きな鍵に気付けなかったんだろう』
って思ったでしょ」
また､どきりとした｡
「な､んで…」
私がそう言うと､もやはくつくつと笑ってこう言った｡
「Aの事は何でも知ってるよ｡だってワタシは､
ずっとAを見てきたから｡
だからね､知ってるの｡Aにこの扉を開ける度胸も資格も無いことを､殺し屋の癖に､夜が怖い事も｡
…ふふ､そろそろ時間切れだね｡最後に良いことを教えてあげる｡
この扉はAが開けたいと思ったら開くんだよ｡開けたくなったら､また此処に来てね｡
…どれだけ時間が掛かってもいいから､〜〜〜」
目が覚めると朝だった｡
最後の方は良く聞こえなかった｡
けれど､とても大切な事を言っていた気がする｡
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紅紅李(くくり)(プロフ) - 。ちょこまろ。さん» コメントありがとうございます(^^)｡夢主ちゃんは､それだけヒソカが怖かった(性的な意味で)って事ですwww (2022年5月3日 10時) (
レス) id: a95bb3f93d (このIDを非表示/違反報告)
。ちょこまろ。 - 夢主ちゃんのヒソカに対するアタリが強くて笑いましたwww (2022年5月3日 9時) (レス) @page8 id: 1cb4a4c603 (このIDを非表示/違反報告)
紅紅李(くくり)(プロフ) - 【黒豹】@鬼 zm推しさん» ありがとうございます頑張ります!(^^) (2022年3月9日 13時) (レス) id: 611339ddb1 (このIDを非表示/違反報告)
【黒豹】@鬼 zm推し(プロフ) - 更新頑張って下さい!!(*´▽｀*)b (2022年3月8日 21時) (レス) id: 9147c4c152 (このIDを非表示/違反報告)
紅紅李(くくり)(プロフ) - チョコさん» ありがとうございます！もうめっちゃくちゃ嬉しいです(^-^)｡これからも頑張るのでこの作品と､ついでのついでで作者をよろしくお願いしますm(__)m (2022年2月16日 16時) (レス) id: f037107fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか@テスト死にそう | 作成日時：2021年9月3日 22時
