新人歌手、防弾少年団と同居する (ページ45)

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36:ヒョン！？ページ45

いつもと同じ、名前も知らない嫌いなやつらと歩く更衣室までの地獄の道

抵抗なんて虚しいだけだからもうやめた

ただ強引に歩かされるがまま足を動かす

『ドン！』

「痛っ……」

背中の傷にロッカーが当たって痛む

"お前今日の体育で俺らのこと笑ってたよな？"

間髪入れずに前髪を掴まれて無理矢理顔を上げさせられる

「勘違いだろ…」

"ああ？嘘ついてんじゃねーよ！！！"

「ぐぁっ………！」

腹に鈍い痛みが走る
ほんと容赦ねえ………

"ほんっと親無し下等民族はやることが汚すぎてイライラするわ"

"ああ、お前、親が離婚して捨てられたんだって？ダメだろ羨ましいからって他のやつに迷惑かけちゃ"

「！？」

"アハハハハ！！"

なんでこいつらがそんなことまで知ってんだ…

"でも安心しろ？俺らがちゃーんと躾けてやるからさ！"

胸ぐらを掴まれたと同時に拳が降ってくる

やばっ
構えるの遅れた

衝撃をもろにうけるのを覚悟して目をぎゅっと瞑った

「？」

何も、当たらない？

ゆっくり目を開けると、あいつの手を掴むあの見た目に反して動ける体育の人がいた

なんでここに？？？？？？

突然すぎて理解できないぞ？？？？

"誰だよお前！離せ！！"

?「やだ」

え？ジョングギヒョンの声？
え？ヒョン！？

"俺に逆らったらどうなるかわかってんだろうな？"

JK「知らない」

"じゃあ教えてやるよ！！"

手を掴んだままのヒョンの後ろから取り巻きの一人が殴りかかろうとする

「ヒョン後ろ！！！」

『バキッ！！』

"ｶﾊｯ！！"

殴りかかる前にヒョンの長い脚がそいつの顔に直撃する

JK「お前らこそ、俺の弟にこんなことしてただで済むと思ってんの？」

"テメエ！！"

TH「はーいストップー」

え！！？テヒョニヒョン！？

TH「ジョングガ、ヒョンたちが先生たちもうちょっとで来るって」

"先生！！？"

TH「それと」

ヒョンがスマホの画面を俺たちに向ける

TH「君らがシンをいじめてるとこ、バッチシ録っちゃった☆」

『ガラララ！』

TC「おい！！大丈夫か！！！」

TC「お前ら何してんだ！！！！」

扉が開いたと同時に入ってくるたくさんの人

TC「お前たち離れろ！」

手が離されて息がしやすくなる

JH「シン！！大丈夫！？」

誰かが俺に近寄ってくる

NM「ケガは！？」

JM「シン！」

ああ、ヒョンたちか…

あれ………

なんか…急に眠く…なって…きた……