秀知院学園生徒会庶務ちゃん3【かぐや様は告らせたい】 (ページ6)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:11,248 hit

庶務104※ ページ6

「なあ四宮、少し聞きたいんだが」

「なんです会長」

俺と四宮だけの生徒会室

「石上と月永のことは聞いてるか？」

「いえ…何かありまして？」

おっとぉ…石上は俺にしか言ってないとして月永も何も言ってないのか…誤算だ

「いやちょっと小耳に挟んだことがあったんだが…大丈夫だ」

本人たちの口から言っていないのに教えるのは流石にまずいだろう

「なんですかそれ…すごく気になります」

「ま、まあ色々あったらしくてな。ちょっと俺からは言えないから月永から聞くといい」

「私に何を聞くんです？」

「うわあぁああぁ！？！？」

俺の斜め前にはいつの間にか月永がいた。いやいつから！？

「会長が目つぶって話してた時に来てましたわよ」

「気配消すな！」

「なんで私ディスられてんの…？」

ま、まあいい…月永がいるなら話は早い

「丁度貴女と石上くんのことお話してましたの、月永さん」

「あぁ…そう言えば何も言ってませんでしたね」

月永は四宮の横に座ると淡々と話し始めた

「簡潔に言います。先週の土曜に遊びに行って振られました。」

「えっ…!?!?」

俺は石上サイドからの事情を知っている以上変に口を挟むことが出来ない

「そんな…え、…？」

珍しく四宮が慌てふためいている

「つばめ先輩とデートしたって言ってたんで、じゃあ私と遊ぼうよってなったんですよね」

月永は四宮に事の経緯を話す。

「で、まあダメ元で告白したんですけど結局ダメだったって話です」

「まぁ…でも月永さん。貴女の努力は素晴らしいです。ちなみにまだ石上くんのことは？」

「好きに決まってます」

そんな簡単に諦められないですよ、石上くんのこと

そういう月永は一滴の涙を流した

横で慰める四宮

だが月永庶務。安心するといい

石上の中で答えはもう決まっている

今日は木曜日。きっと石上は子安つばめと話をつけてるだろう

お前が報われるまであともう少しだ。頑張ってくれ

この事は後で四宮に伝えておこう。一応石上から許可は貰っている。