庶務122※ ページ24
｢あ、石上くーん｣
待ちに待った土曜日。僕は今日初めてお家デートというものをする。
｢ごめん待った？｣
｢いや今来たところだから大丈夫｣
ほんとは15分前に来てたけど。
時刻は13:03。僕の家をめざして歩き始めた
今日の月永はセットアップ？ってやつでいつもとちょい違う
何着ても可愛いなほんと
いつもみたくお互いの世間話をしているとあっという間に家に着いた
｢えお家でっか｣
｢そんなことないって｣
四宮先輩たちに比べたら月とすっぽんだ
｢僕の部屋はこっち。入っていいよ｣
｢お、おじゃましまーす｣
玄関を入ってすぐの場所、月永は恐る恐る僕の部屋に入っていった。昨日禿げる勢いで掃除したから特に変なものはないだろ
｢あ、普通に綺麗｣
｢え普通ってなに普通って｣
｢ごめんごめん、いつもゲームしてるからてっきり教科書とか散らばってるのかと思って｣
｢僕のイメージってそんなんだったの…｣
恋人に言われるとまた違うショックさがあるもんだ
｢まあいいや。とりあえず座ってていいよ、何飲みたい？｣
｢んーじゃあお茶お願いしてもいい？｣
｢了解｣
確か冷蔵庫に麦茶あったからそれでいいかな…夏っぽいけど
麦茶とガラスコップを2つを持って部屋に戻る
｢麦茶でいい？｣
｢もちろん！ありがとー｣
僕がお茶を入れるとすぐに口に持っていく月永。喉乾いてたのかな
｢あ、あとこれカステラ。良かったらご家族で食べて｣
｢うわここの美味いやつじゃん、ほんとにいいの？｣
｢今日お家に招いてくれたお礼だよ｣
｢まじかありがとな｣
月永が帰った後に1人で食い漁るとしよう
とりあえず一段落したので棚からゲーム機を引っ張ってきた
｢あのさ、ゲームしない？｣
｢いいよー、何するの？｣
｢2人で出来るやつだったらマ〇カーじゃね？｣
｢やりたい！私キ〇ピオバイク使いだから自信あるよ｣
｢よっしゃやってやろうじゃねーか｣
電源ボタンを押して、テレビ画面がマ〇カーへと切り替わる
そういえば月永と伊井野が生徒会に入ってきたばっかの時も会長とやった記憶があるな…
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作者名：ひ | 作成日時：2022年6月12日 11時
