秀知院学園生徒会庶務ちゃん2【かぐや様は告らせたい】 (ページ7)

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庶務55※ ページ7

文化祭最終日も寂しげに1人で回ることにした。夜はミコちゃんと交代で見回りするから今のうちに楽しんどこう

なんとなーく、奉心伝説の舞台を見に行った。

愛の証明に心臓を捧げた男の物語。

｢あれ...石上くん｣

ふと周りを見渡すと石上くんがいた。

｢月永も見に来てたんだ｣

｢うん、私夜はミコちゃんと交代で見回りするからさ、最後に楽しみに来たんだ｣

｢へぇ...まあ頑張って。｣

｢ありがとう｣

会話はすぐに終わって、舞台に集中した。
...なんか彼横で百面相してるんだけどどうしたんだろ

少しすると舞台も幕を閉じた。拍手喝采だ。

｢面白かったねー｣

｢思ったより良かった...つばめ先輩も綺麗だったし...｣

とまだ色ボケしてる。

私が告白する機会はなさそうかも、ね。

外に出てみると空はもう暗くなり始めていた。そろそろミコちゃん念願のキャンプファイヤーが始まる頃かな

｢そういえば火付け役は四宮先輩らしいね｣

｢そうそう、流石としかいいようがない｣

｢ちょっと一緒に見てく？｣

｢え.....!?!?｣

思いもしなかった誘いだった。先輩に告白しといて私と行動していいのかな...

でも

｢...うん、行こう｣

せっかくの機会なんだ。許してください、子安先輩

キャンプファイヤーの周りには既に多くの人が集まっていた。

その中心にいるのは四宮先輩。物凄い集中力で見事成功させた

｢これがキャンプファイヤー...｣

｢月永見たことない？｣

｢テレビでしか無かったから...｣

目の前で燃え盛るキャンプファイヤー。とても綺麗

｢キャンプファイヤー一緒に見れてよかった。ありがとう｣

｢いいよ別に。このあとの見回り危ないから気をつけて｣

さっきまで落ち込んでいた私はもう居なかった。

少しの間だけでも石上くんとこうして隣で過ごせたこと、それだけで嬉しかった。