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庶務86※ ページ38

ピンポーン



「ミコちゃんおはよう、入って〜」




「うん…おじゃまします」




今日は日曜。そして初めてミコちゃんと遊ぶ日でもあった



2人とも怪我してるから、私の家でね




「わっ、広い」




「そう?まあ座って。お茶は用意してあるから」




「ありがとう」




久しぶりにミコちゃんの私服見たけどやっぱセンスはいいんだよね、化粧もしてないし見た目だけならまじで可愛い





「…なによ、そんなジロジロと」




ソファに座ったミコちゃんはジト目で私を見つめてくる




「いや、ミコちゃん私服のセンスは良いなって思って」




「まあお呼ばれしたんだしそれくらいはしないとね」




といいつつすんごく嬉しそうにしてる





「…あとさっきから思ってたんだけどあの机の上全部化粧品?」




「そうそう、よかったら見る?」




向こうの机に置いてあるボックスや収納の大半をこっちに持ってくると、彼女の目は輝いていた

やっぱ興味はあるんだよね




「ハイブランドも沢山あるのね…あっ、これ知ってる」




「伊達に化粧品会社の娘じゃないからね、ミコちゃん結構ブランドとか知ってる?」




「前にAちゃんにメイクしてもらって、色々調べるようになってから、まあ名前だけは」




「そっか!嬉しいな、まだ未使用のやつならあげよっか」




確か前はリップあげたから下地とかアイシャドウとかがいいかな…




「はい、これ全部未使用。好きなの選んでよ」




「ほんとにいいの?」




「勿論」




ミコちゃんは少し悩んでから、じゃあこれでとブラウンシャドウを手にした




「おっけー、口コミとかでは良さそうだったしまた使ってみてよ。ちゃんとメイク動画見てから」





ミコちゃんはクリパでの件があるので知識のないまま放置させるのはいけない、本当に





「かわいい…このキラキラしたやつ好き」




「そのアイシャドウのラメの粒子細かいから使いやすいんだよ」




「そうなんだ…使ってみる」




「うん。メイクでわかんないとこあれば何でも教えるから聞いて」




これもまた将来の夢への1歩に近づく為の勉強だ




その後は勉強について、生徒会室について等など沢山話し込んだ







「今日は楽しかった!ありがとう、おじゃましました」




「私も楽しかった、気をつけてね」




小さい背中を見送った







あ、1番大切なこと話すの忘れてた



まあいっか、私から話さなくても生徒会の中の噂で耳にするだろう。

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設定タグ:かぐや様は告らせたい , 石上優   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: x他1人 | 作成日時:2020年6月6日 15時

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