庶務74 ページ26
「ばかじゃないの?鼻の下伸ばしてほんとキモイ」
「ミコちゃん…酔ってる?」
「はぁ?酔ってないし」
あーこれは完全に酔っちゃってる。チョコ食べすぎるなって言ったのは誰なのほんと…
「ほら伊井野お酒だよ」
ちょっとしおらしくなったと思った矢先、小野寺さんは水を渡していた
「わーい!おいしい!まるで水みたいにゴクゴクいける!」
「そりゃね」
ミコちゃんはさっきの男たちにソファに連れられていった。
「うん、この子は飲みサー入れちゃ駄目絶対」
潰れちゃった
「月永さんも数食べてるけど大丈夫?」
「はい、私は大丈夫です。ミコちゃんの世話しますね」
私はミコちゃんのお世話係になった。
「じゃあ私たち終電なので」
「じゃ石上、月永。伊井野のことよろしく」
「「うん。/おう」」
あれから数時間、ミコちゃんを除いた私たちはどんちゃん騒ぎしていた。
私も結構色んな人と話したし、特に小野寺さんとは仲良くなった。石上くんとも喋れた
皆終電の時間になったので帰路に着く。部屋には
私と石上くん、つばめ先輩、そして潰れてるミコちゃんの4人になった。
「やっとゆっくり出来る〜」
「あ、つばめ先輩。私ちょっとチョコ食べすぎちゃって…1回外に出てきてもいいですか?」
「え、大丈夫?!いいよいいよ、ゆっくりしてきてね!」
「ありがとうございます」
「月永、大丈夫?倒れんなよ」
「大丈夫、ちょっとミコちゃんのことお願いね」
さっきちょっと調子乗ってチョコ食べすぎたのがいけなかった。頭痛いし体がぼーっとする。
私は家の外に出て近くにあるベンチに座った
携帯を見ると時刻は12時25分
「終電は12時50分か…」
彼になんて言うか考えよう。
私は俯いた。少しだけ、10分だけ目を閉じるつもりだった。
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作者名:ひ x他1人 | 作成日時:2020年6月6日 15時