秀知院学園生徒会庶務ちゃん2【かぐや様は告らせたい】 (ページ17)

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庶務65 ページ17

私よりも先に口を開いたのは石上くんだった。

｢東雲って...何で言わなかったんだよ！｣

｢これは私の問題だから...｣

｢そういうことじゃねーよ！｣

こんなに怒っている彼は初めてで、少し恐怖を覚えた。あと東雲のことも知ってるみたい

｢石上ストップ、月永、これはいつからやられてるんだ｣

石上くんとは反比例して冷静な会長。私は大体3日前から始まったことを伝えた

｢でも会長、なんで東雲のこと知ってるんですか...？｣

｢大友関連のことで情報は耳にしてたんだ｣

｢大友っ...｣

息が詰まったように石上くんは言う。まあ無理もないよね

｢.....大友ってことは月永、僕のこと知って...!?｣

少し間を置いて、何かを悟ったようにこちらを見てきた

｢えと...それは...｣

やばい。こんな形で知られるなんて...

もう少し心の準備をしてから｢知ってたよ｣っていうはずだったのに

あまりにも唐突で声すら出ない

そこで会長が口を挟んだ

｢もう本当のこと言ったらいいんじゃないか。｣

｢本当の...こと｣

そう言われてチラッと石上くんの方を見ると何が何だか分からない状態で、頭に？を浮かべている

もういっそここで言った方がいいのかな

でも石上くんが気にしたらどうしよう。

やらない後悔よりやる後悔でも、これは訳が違うよ

｢本当のこと教えて、僕のこと気にしなくていいから｣

前からそんな声が聞こえる。

｢だってそんなの...貴方が...石上くんが｣

｢大丈夫だから｣

｢石上もそう言ってるんだ｣

ここで2人のことを裏切る？のも性にあわないなって思った。

こんなに言ってくれてるんだから...話してみてもいいのかな

｢私は...｣

意を決して重い口を開いた。