秀知院学園生徒会庶務ちゃん2【かぐや様は告らせたい】 (ページ13)

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庶務61 ページ13

その日は隣のクラスが騒がしかった。ただ単に声がうるさいとかでは無かったので私も便乗してクラスを覗きに行った。

｢石上くん...？｣

クラスの中心には石上くんと、顔がボコボコになっている荻野がいた

｢いくら京子が好きだからって！暴力じゃ愛は勝ち取れないんだ石上君！｣

何が起こってるのかわからなかった

｢大友...こんなクズとは早く別れた方が良い｣

野次馬の皆は彼に罵声を浴びせ続け始めた。

何かがおかしい

｢おかしいじゃんかよ！！こいつは誰かが殴らなきゃ駄目なんだ！親も教師もやらないから僕がやる羽目になったんだろ！大友はわかってくれるよな？こんなのはおかしいよな？｣

｢おかしいのはあんたよ｣

大友さんは確かに今石上くんがおかしいと言葉を放った

でも私は何故か納得がいかなかった。あんなに正義を貫いていた彼が、そんなことするはずがないって

話したこともないのにそう思ってた。

それに｢親も教師もやらないから僕がやった｣

この言葉が引っかかっていた

｢ねーA！石上の話聞いた？荻野殴るとかやばすぎでしょ｣

その日の放課後、久しぶりに東雲が話しかけてきた。もちろん話題は石上くんのことで

｢聞いた聞いた｣

｢石上前から浮いてたけどやっぱ最低なヤツ！京子泣いてたんだよ！？｣

｢...七瑠はさ、本当に石上くんが100%悪いと思う？｣

｢当たり前じゃん！京子もあんな奴に好かれて可哀想～｣

｢そっか。｣

｢私はね、石上くんは悪くないと思うんだ｣

そういった途端に
隣にいる東雲の顔が歪んでいく