起きない7（過去）爆豪 ページ9
次の日 念のため入院になった俺は1人で病室の天井を眺めていた。
コンコン
控えめなノックが室内に響く
勝己「なんだよババア、入れや」
？？「失礼しまーす」
？！
そこにはピンピンしたAが立っていた
勝己「は？！おま、起きたのか？！」
A「うん！」
勝己「馬鹿！お前心配させやがって！お前が死んだかと、俺は…」
A「あははかっちゃん泣き虫さんだー」
笑顔で泣いてる俺をからかってくるA
なんだよ元気じゃねぇか、びびらせやがって
A「あのね、私かっちゃんに謝りに来たの」
A「怒鳴っちゃってごめんね。」
勝己「俺だって怒鳴って悪かった」
A「ふふ、じゃあ仲直りだ」
ニコッと効果音がつきそうなほどの笑顔を見せてくれるA
今しかない、今言うしかない、
勝己「A、俺！お前のことが」
A「あ、そーだ！かっちゃん！」
っち、なんなんだよ！遮りやがって
勝己「なんだよ…」
A「かっちゃんはヒーローになるんだよね？」
勝己「おう」
A「じゃあ絶対一番になってね！私見てるから！絶対！ぜーったい1番になって！」
勝己「おう！もちろん！俺オールマイトも越すヒーローになるんだぜ！」
A「そっか！かっちゃんはやっぱりかっこいいなー」
勝己「当たり前だろ！」
A「あ、そろそろ時間！検査あるから私戻るね！じゃあねかっちゃん！」
勝己「おう、またな」
言えなかったけど、まぁまた明日言えばいいしな、Aは起きたんだからもー大丈夫だ
A「またね、か」(ボソ
？？なんか言ったか？
勝己「A？」
A「ううん！じゃあ看護師さん来ちゃうから戻るね！バイバイかっちゃん！」
A「さようなら」
パタン
この時の俺はなぜAは「またね」ではなく「さようなら」と言ったのか。深く考えずに眠りについた。
Aがまた深い眠りについていたなんて知らずに
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作者名：みっちゃん | 作成日時：2017年11月30日 20時
