起きない4(過去)緑谷 ページ6
珍しくかっちゃんとAちゃんが喧嘩をしていた。
理由は僕だ
爆豪｢おいA｣
A｢なに？｣
爆豪｢なんでデクはデクって呼ばねぇんだよ｣
A｢え？だって出久は出久じゃん｣
爆豪｢じゃあなんで俺はかっちゃんなんだよ｣
A｢？かっちゃんはかっちゃんでしょ？｣
爆豪｢クソナードのクソデクなんかデクでいいだろーが！なんで俺はかっちゃんなんだって聞いてんだよ｣
A｢今日のかっちゃん意味わからん。｣
緑谷｢かっちゃんどーしたの？｣
爆豪｢うるせぇ！(BON！！)｣
緑谷｢ゲホゲホ｣
A｢出久！大丈夫？！なんでかっちゃんはいつも出久をいじめるのよ！｣
爆豪｢あ？なんだっていいだろ！うるせーな！｣
A｢出久が可哀想！誤って！｣
爆豪｢うるせーブス！｣
A｢はぁ？ブスって言うなバカ！｣
緑谷｢かっちゃんもAちゃんも落ち着いてよぉ｣
爆豪｢デクは黙ってろ！｣
A｢デクって言わないで！出久は出久！｣
爆豪｢うるせぇ！勝手にしやがれクソが！！｣
A｢言われなくてもそーする！｣
緑谷｢えぇー・・・｣
この日初めてかっちゃんとAちゃんは別々に帰った。
A｢ごめんね、いつもいつも｣
緑谷｢ううんもー慣れたし、デクでいいよ｣
A｢ダメ！出久には出久って素敵な名前があるんだから｣
このころの僕は何故かっちゃんがここまで怒っているのか理解することは出来なかった。
今ならかっちゃんはきっと嫉妬していたのだと、わかる。
かっちゃんは僕のことは下の名前で呼ぶのになんで自分はあだ名なのだと小さな小さな嫉妬からの喧嘩だった。小学生らしいといえばそうかもしれない
緑谷｢かっちゃん今日どーしたんだろーね｣
A｢さぁ？もーしらない！｣
緑谷｢あは、ははは・・・｣
Aちゃんも寂しいんだ。いつも隣にいるかっちゃんが居ないことなんて今まで無かったことだから。
そんな時前を一人で歩くかっちゃんを見つけた
緑谷｢あ！かっちゃん｣
A｢(ぴくっ)｣
Aちゃんが小さく反応した。
緑谷｢Aちゃん、謝ろ？｣
A｢うぅーん｣
モブa｢おい、あれ！！｣
モブb｢あ！危ない！｣
その声に二人で顔を上げると横断歩道を渡ろうとしてるかっちゃんに信号無視の車が突っ込んでこようとしていた。
緑谷｢あ！かっちゃ｣
一瞬だった。
ドン！！！！！
大きな音がなり目の前が真っ赤に染まった。
突き飛ばされたのは、
Aちゃんだった。
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作者名：みっちゃん | 作成日時：2017年11月30日 20時
