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第9話 ページ11

主人公side



「桜乃ちゃんかぁ〜」


スマホには『竜崎 桜乃』の文字。
あの後、俺は速攻連絡先を交換しようと声をかけた。
気が変わらないうちに連絡先を交換したくて俺は焦っていたが、桜乃ちゃんはそんな俺を前にわたわたとしながらも時間は少しかかったが交換してくれた。その時の姿が可愛くて頬の緩みがバレないように隠すのが大変で大変で。

思い出すだけでも頬が緩む。
やべぇ、変な笑い声が出そう。

勿論、遅くならないうちに家の近くまで送り、何度もお礼を言う桜乃ちゃんに気軽に連絡していいからと言いその場を離れようとしたが何もないところでこけるもんだから、家に向かう後ろ姿を見送った。
そんな姿も可愛いところが罪づくりな子だよなぁ。

あの子が見えなくなってからその場で一服し、家に帰り今に至るわけだが。

リビングのソファでスマホと見つめ合い、今日のことを振り返って緩みそうになる頬を必死に引き締めていた。



「なにスマホ見てニヤニヤしてるの?」

「うわっ、……んだよ。乙女帰ってたのかよ。
ん……?俺、そんなにニヤけてたのか?」

「今帰ったの。
そ・う・よ!ルンルン気分で帰ってきたのにドア開けてびっくりしちゃった!
学校ではどんな子の前でも澄ました顔か機嫌の悪そうな顔しかしないやつのとろけきった顔!
なになに?最近別れたのに、もう新しい彼女でもできたの?
次はどんな子よ、Aの新しい犠牲になっちゃう子は、……やっぱり清楚系?」



マシンガントークをしつつころころと表情を変え、終いにはニヤリと笑う乙女を見て思うのは、厚化粧が剥がれればそっくりな顔の作りをしてんだよなってこと。俺もこんな顔してたのかと思うとゾッとする。



「犠牲って言い方すんな。まだ付き合ってねぇよ」




ドサッ________。

俺とは違い、色々詰まってそうな鞄が乙女の肩からずり落ち、フローリングの上に落ちた。
あり得ないといった顔をした乙女は赤い唇をわなわなとさせていた。



「え……。あんた片想いなの?
私とそっくりな美貌してるのに落とせてないの?

ダサっ」




ダサいという言葉に思わず乙女に渾身のアイアンクローをかましたら全力のコブラツイストをお返しされた。

そして久しぶりの兄妹喧嘩により壁に穴があいた。

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設定タグ:テニプリ , 青学 , 竜崎桜乃   
作品ジャンル:アニメ
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バンビ(プロフ) - 猫好きさん» ありがとうございます。更新がゆっくりになってしまっていますが、続編をポチポチと作成していますのでそちらも続けて読んでいただけるように頑張らせて頂きます。 (2020年9月4日 0時) (レス) id: ff777945fb (このIDを非表示/違反報告)
猫好き(プロフ) - とても面白いです!続きが楽しみなので、これからも更新頑張ってください! (2020年9月3日 18時) (レス) id: 9581fd09d5 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - わんにゃんさん» ありがとうございます。中々更新できず申し訳ありません!!できるだけ早く更新できるよう頑張らせて頂きます。 (2020年7月2日 21時) (レス) id: ff777945fb (このIDを非表示/違反報告)
わんにゃん - とても面白くてこの作品大好きで応援しています!頑張ってください、楽しみにまってます!! (2020年6月30日 18時) (レス) id: 6ebda506cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バンビ | 作成日時:2020年1月2日 17時

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