ごめんねって言えない！！ ページ38
固まる事数秒。
貴「ぎっ…ぎゃあぁあぁああ！！！」
可愛いとは程遠い叫び声。
やっと事の現状を理解した私は目の前のシエルを押し投げた。
シ「な、何するんだ！僕が怪我をしたらどうする！何て奴なんだお前は！？」
それはっ…条件反射ってものでして……
じゃなくてっ！！
貴「キッキッキッ、キス！！キスしちゃったよ！！……シエルのば、ばかっ！！」
嫌では…なかったけど……。は、恥ずかしすぎる…
シ「はぁ！？僕はお前を助けてやろうとしただけだろう！どうしてそんな事言われないとならない？！」
貴「だって…キス…キス…！！最低！」
シ「僕がいなかったらお前、また怪我をしてたんだぞ！」
貴「そうだけど…ていうかそもそも、シエルがあ、あんな事しなかったらこんな事にな、なっ てないし！！」
シ「じゃあ僕がお前の心配をしなければよかったとでも言うのか？」
貴「そうだよ！！誰も心配してなんて、言ってないもん！余計なお世話！！」
思ってもいない事を言う自分が嫌だ。
どうして、素直にごめんねって言えないの？
ありがとうって言えないの ？
そんなんじゃ、いつか嫌われちゃうよ。
シ「……お前、何か勘違いしていないか？嫌だったのはお前だけじゃないんだぞ！！」
貴「も、元はと言えばシエルが全部悪いんでしょ！！」
シ「…あぁ、そうか！そうだな、僕が悪かったよ！！」
部屋を出て行こうとするシエル。
謝らないと。謝らないと。
本当に、嫌われちゃう。
貴「まって……ご、ごめっ……」
シエルに最低な事ばっかり言っといて自分が言われるのは嫌だなんて、私はなんてワガママなんだろうか。
貴「…やっぱ、な、んでもないっ……」
シ「A…？」
私の顔を見ながら驚いた顔をしているシエル。
貴「…ごめん、ごめんねっ…泣くつもりはなかったんだけど…べ、別に悲しいとかそういうものじゃ…ない、からっ！」
急に泣いたりして。
こんなんじゃ、ただのウザい奴じゃん…
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ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» ありがとうございます！！ば、番外編は……出来れば、ややや、やります(´Д` )！ (2013年6月13日 23時) (
レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» がんばるるるるるるよ！！！ (2013年4月24日 20時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» コメントとても嬉しいよ！！早く終わらせられるようがんばります！！ (2013年4月18日 22時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - きゃああああああああ！！wwww (2013年4月14日 17時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» 気付かなかったぁ！！コメントありがとううううう！！ (2013年4月13日 20時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいのすけ | 作成日時：2012年8月8日 0時
