シエルside ページ33
今日はエリザベスが来る日。
来ると行っても、Aの見舞いにだが。
Aがフィニアンの事を好きと言った日から、何故か変に意識してしまってAの事を避けてしまっていた。
いやただ単に、Aが好きと言った時、僕の事を言っているのかと最初思ったから、一瞬でも勘違いしてしまった自分が恥ずかしいという事もあって、避けている。
僕は一体何がしたいんだ…！！
フィニアンをAの近くに居させたのは、僕なりに気を利かせたつもりだ。
そんな事を考えていると、突然僕の隣を何かが駆け抜けて行った。
な、何だ…！？
よくみると、Aを乗せた車椅子をフィニアンがすごいスピードで押して走っている。
シ「フィニアン！！Aがまた怪我をしたらどうするつもりだ！？スピードを落とせ！！」
聞こえていないのか、無視して突っ走るフィニアン。
その前方から、誰かがいるのが見えた。
あれは…エドワード！？
エドワードは車椅子に気付くなり、文句を言おうとしたが、
エ「おい、危ないぞ！俺のリジーに当たったらどうするつも…」
最後まで言葉を言い切る事なく、顔を見た事もないくらいに真っ赤にさせた。
どうしてこいつまで来ているんだ…。
エドワードは僕に気付くと第一声が、
エ「お、おい、シエル！！今の子は誰だ！！？」
だった。
シ「誰の事だ。」
エ「今の、車椅子に乗ってた女の子だよ！！
あれ、誰だよ！！？」
シ「…Aの事か。」
エ「Aっていう名前なのか…。
あっ、リジーが言っていた女の子か！
なんだ？お前の知り合いか何かか？な、何であんなに可愛い子がお前の屋敷に居るんだ？」
どうしてそんなにAの事を聞いてくるんだ…？
何故かエドワードにはあまり、Aの事を教えたくないと思った。
嫌な予感がする…
シ「別に。なんでもない。」
エ「Aちゃんを、し、紹介してくれないか！！話してみたいんだよ！」
シ「何故僕がそんな事しなければならない？話したければ自分で話せばいいだろう。僕には関係ない。」
エ「き、気になるんだよ！Aちゃんの事！シエル、頼む！！」
あぁ、嫌な予感が当たってしまった。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒執事」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» ありがとうございます！！ば、番外編は……出来れば、ややや、やります(´Д` )！ (2013年6月13日 23時) (
レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» がんばるるるるるるよ！！！ (2013年4月24日 20時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» コメントとても嬉しいよ！！早く終わらせられるようがんばります！！ (2013年4月18日 22時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - きゃああああああああ！！wwww (2013年4月14日 17時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
ちいのすけ(プロフ) - うけけさん» 気付かなかったぁ！！コメントありがとううううう！！ (2013年4月13日 20時) (レス) id: b01f0990ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちいのすけ | 作成日時：2012年8月8日 0時
