75.二人の乙女の好きなもの ページ26
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一「なんでそこまで言えんの、意味わからん」
泣いてる一花ちゃんに、私は涙を堪える。
失礼だと思った。
私が泣くのは違うと思った。
絶対に泣かない。
私のためにも、絶対に涙を落とさない。
「わたし、大倉くんの笑顔がずっと好きだった。
一花ちゃんにだけ向けられてる笑顔に、恋した」
ポロポロと涙を落とす彼女は、
私の話を聞いている。
「でも私は弱っちくて、大事な友達に
大事な話をすることからずっと逃げてた。
むしろ言わずとして知ってほしいとさえ思ってた」
一「…っ」
「そんなの、無理なのに」
「弱虫で、意気地無しで、優柔不断で
自分に自信もなくて、言い訳が得意だったの。」
「大倉くん一花ちゃんしか見てないし無理じゃんって」
「頑張ることからずっと逃げてたのは」
「大倉くんから、一花ちゃんから逃げてたのは」
「私から逃げてたのは、私自身だったの。」
絶対、泣かないっ。
「一花ちゃんにもっと早く
その恋応援したくない私も大倉くんが好きって
言うべきだったっ」
泣かない
絶対負けない。
私は私に、負けない。
「ごめんね一花ちゃん。
わたし、何回も考えたけど大倉くんは引かない
大倉くんの笑顔が好きだから、今の大倉くんは見てられない」
一「私が不幸にしてるって言いたいん」
「…………。そうかも」
一「はっ(笑)………いいなぁ〜Aは。どんどん変わっていくんやな。」
私から顔を背け、窓の外を見る一花ちゃんは
また涙をたくさん流してて
一「わかってても、離したくないんやもんっ…」と、呟く。
一「わかってるわそんなん言われんでも
…だってずっと見てきたんやから。小ちゃい頃からずっと私は忠義だけしか見てきてないんやから！」
振り向いてそう言う彼女は
胸に痛い。でも私が大事なのはずっとひとつだけで
きっと彼女もひとつだけ。
「一花ちゃんは大倉くんのどこが好き？」
一「笑顔。」
「私も。」
一「…っいややぁ、ほんまにいややぁ泣
Aなんか嫌い、私の方が好きやもん」
「わたしも一花ちゃん嫌い、私の方が大倉くんのこと好き。」
真似せんといてと、一花ちゃんは
私の身体を押したあと、抱きしめてまた泣いた。
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はぐ(プロフ) - まるちょさん» まるちょ様！ありがとうございます😊無事に完結致しました！大倉きゅんの補給のお手伝いをさせていただけ誠に光栄でございます！🥺ぶたクマではもっと楽しませるぞって意気込んでおりますし、既にぶたちゃんがはしゃいでおりますので、よろしくです笑💗 (2021年9月29日 8時) (
レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
まるちょ(プロフ) - はぐさんお疲れさまでした！毎日大倉くんのキュン補給できて幸せでした🥺ぶたクマ楽しみです！ (2021年9月29日 4時) (レス) @page47 id: c6b6c9ea66 (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - まるこさん» まるこ様〜！ありがとうございます！無事に完結致しました！！Twitterで永遠に限定公開だったはずなんですが笑、これも忠義くんが下界に降りてきたための事態！笑、もはや感謝の意！笑😍まさかのぶたクマ復活に1番喜んでい自信ありなので、絶対楽しませます！ (2021年9月28日 23時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - ∞hana∞さん» はなちゃん！コメントありがとうございます😭拍手なんてもうそんなもんいくらあってもいいですからね…。忠義くんが下界に降りてきたために書かざるを得ない状況になるとは！笑、よもやよもやだ…😍ここまでくるともはや感謝の意！笑、ぶたクマお楽しみに！ (2021年9月28日 23時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
はぐ(プロフ) - ∞YRYR∞さん» うおーん！コメントありがとうございます！😭本作で初めに書いてた時はほんとそんなつもり無かったんですけど、忠義くんが下界に降りてきたので笑。書いてた事がまるまる匂わせみたいになってたし上手いこと出来てるじゃん。って笑！めっちゃお楽しみに💗 (2021年9月28日 23時) (レス) id: 8ff6ecaa7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2021年9月12日 18時
